迷宮
迷宮がこの世界に現れたのは、今から30年前くらいに突然できた。
当時を知る祖父母世代は、地震が起きてから外に2つの迷宮の入り口が村の北と西に現れたという。
迷宮で分かっていることは、魔核と呼ばれる特別な魔石が最深部にあること、魔核を取り出すと迷宮が消滅することである。
放っておくと氾濫といって、迷宮内にいる魔物が溢れ出す。
さらに放っておくと魔物が、周りの生物を虐殺して、魔物が進化やレベルアップをしていく。
ある程度すると魔物達が、また迷宮内に戻っていく。魔物達が一定数を越えると入り口が閉じて、迷宮が消えてしまう。
そして、天変地異と共に上級魔族が誕生するらしい。
現在魔族領内にいる最後の上級魔族が、そうして誕生したらしい。
迷宮とは、勇者様が魔王を倒した時に極大魔法で、11個にバラバラになった魔王の肉体が元で出来た。というのが、賢者や学者達の通説である。
2つの迷宮が魔核を獲られて消滅し、一つ迷宮が上級魔族へと生まれ変わった。
迷宮は今現在は9個ある。塔型が2個・迷宮型が4個・森型が1個・洞窟型が1個・火山型が1個である。
迷宮には、魔石や素材などの生活に必要な物で便利な物も沢山獲れるので、今では迷宮を生かさず殺さずに有効活用するが決められている。
このフェルカ村には、北に初心者迷宮と西に中級迷宮があるため、冒険者を目指す者が集まる場所でとなっている。
「冒険者を目指すならフェルカ村に行け!!」
という言葉があるくらいにこの村には、冒険者になるために多く若者がやって来る。
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