プロローグ
俺らは自分達が生きているこの世界を、信じ過ぎているんじゃないか? 裏の表情を、本当の姿を見た事もないのに、こんなんでいいのか?
決められた生活。縛り付ける規則。創られた人生。本当の自由を手にすることなく終わる一生。
もし、心から自由を求めるのなら、そこから変えていかなければいらない。
自分の生き方に疑問を持ったなら、今在る世界に疑問を持たなくちゃならなくなる。
もし俺が、そんな疑問を感じずに生きれたのなら、人生の歯車は狂わなかっただろう。
それでも俺は、自分のした事に誇りを持っている。胸を張れる。
俺と同じ覚悟ができる奴だけ、これを開いてほしい。読んでほしい。
だが、誰かの手に渡ったこれが開かれたとき、多分俺はこの世にいないだろう。
だからここで一つ言わせてほしい事がある。
世界に疑問を感じたなら、己の足で立ち上がれ。そして歩き続けるんだ。止まってはいけない。振り返ってはいけない。迷いが生じるぞ。だから歩き続けろ、己が信じた一念を―――。
はじめまして。初連載ですし、書き始めるのも始めてです。まだプロローグだけなのでよく内容が分からないかもしれませんが、これからよろしくお願いします。
そしてもしよかったら、感想など書いていただけると嬉しいです……。




