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さくら咲く  作者: みほ
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あたしは雄輔さんに腕を支えられながら


その店を出た。



何かふわふわしていい気持ち~。



「今までこんなこと無かったよなぁ・・・」


戸惑い気味に雄輔さんがつぶやく。


「今まではあまり飲まなかったんですぅ!


雄輔さんが飲めって飲ませたんでしょ!」


言いながらふにゃっと笑う。



夜になると風が肌寒く感じるので


あたしは雄輔さんの腕にムギュっとしがみついた。


「あったかぁ~~~~い♪」



いろんなことがあったけど


雄輔さんは一緒に何とかしてくれたから


実は心強かった。


菊池さんの時もなんだかんだ言って


ちゃんと助けてくれたし、


いい人だよなぁ・・・なんて思いながら


隣を歩く雄輔さんを見上げたら


雄輔さんと目があった。



「大丈夫かよ・・・・ったく・・・・」



にぱぱぱ・・・と笑ってあたしは


「うん♪雄輔さんがいるから♪」


と元気よく答えた。



「もしかしてオレのこと好き?」


多分半ば冗談で言った雄輔さんだったけど


「うん。好き~。優しいからぁ♪」


って、答えた。



実はその時、雄輔さんがガチで赤くなってたのを


あたしは知らない。



「もーー。この酔っ払い!


今日は俺んち連れて帰んぞ。」


照れ隠しで怒ったように言う雄輔さんに


「怒っちゃだめだよぉ?」


って、耳にふ~~~って息を吹きかけてみた。



「うわっ!」


って、びっくりしてこっちを見た雄輔さんの顔が


すっごいおかしくて、クスクス笑ってしまう。



何か知らないけど、


あたしは雄輔さんのスイッチを何か


思い切り押してしまったらしい。



翌朝、思い出して赤面し後悔し、


そして自分の状況に信じられない思いをすることを


今のあたし走る由もなかった。


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