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さくら咲く  作者: みほ
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あれから4日後、悔しいくらいに晴れ渡った空を眺めて


あたしはフライパンと格闘を始めた。




まずはたまご焼き。


綺麗に丁寧に焼き上げて行く。


これは結構得意。


ソーセージって言ってたわね・・・





ちょっといいソーセージを買ったから


タコさんにはなりにくい。


まさかいい大人のお弁当にタコさんなんて入れてたら


やっぱり変だろう。


でも・・・・・カニならいいか。




どういう根拠かは聞かないでほしいけど


何をどう考えたのか


あたしはカニさんウインナーを作った。




あと、何が悲しくて朝から揚げ物をするのか・・・


複雑な気分になりながらも


鶏もも肉を切り分け、塩コショウして


小麦粉つけて唐揚げを作った。


ついでに・・・


まったくついでとは言えないくらい手間はかかったけど


エビの殻をむき、背ワタをとり、一から海老フライを作る。




レタスを引き、きゅうりを切り、トマトを切って


出来たおかずを彩りよく並べていく。


デザートは葡萄にしよう。




仕上げにお握り。


おかか、梅干し、ツナマヨ、塩昆布、シャケと


中身を変えて作った。


中くらいのおにぎりをそれぞれ2個づつ。


嫌いなものがあってもこれだけあれば大丈夫だろう。




作ってるうちに夢中になっていた。


そして、ハッと気がつく。




お弁当づくりが結構楽しかったことを。


作っている間、頭に浮かんでいたのは


雄輔さんの笑顔だったことを。




きっと何かの間違いだと思いなおして、


あたしはお弁当を詰め終え、冷ましてからふたをした。




お箸にお手拭き。


あ、そうだ、もしかしたらレジャーシートもいるかもしれない。




ゴソゴソと用意をしていたら


インターホンが鳴った。




時計を見るときっちり9時。


うわ!


マズイ!


まだ、準備出来てないよ・・・


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