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さくら咲く  作者: みほ
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「あれ・・・・・・ここ・・・・・・・」




見たこともない場所にあたしはいた。




シングルベッドに横になっていたあたしは


軽くパニックになりながら周りを見回す。


ここどこなの?




誰かの部屋?


誰の?




・・・・・・・・・・・・・・




まさか・・・・・・・・




いろんな記憶を引っ張り出してあたしは結論に達した。




雄輔さん!




あたしはベッドから出ると、部屋のドアを開けた。


小さな寝息が聞こえてくるほうに進む。


ソファーの上にはやっぱり雄輔さん。




あたし、一緒に飲みに行って急に走られて


気分悪くなって・・・・・




その先が分からないけど、なんとなく迷惑をかけたんだろうなぁ


という気はしてた。


だからこんなとこにいるんだろうけど。




どうしよう。。。。




時計の針は今、夜中の1時半を指していた。




こんな時間に一人で帰るのはちょっと怖い。


でも、ここにオトコの人と二人でいるのも


尋常じゃない。


どうしよう・・・・・




取り合えずお手洗いを借りよう・・・・




そーーーーっと移動してトイレを探した。


そーーーっと流しても流水音で目が覚めたらしい。




「目、冷めたか。何か飲むか?」


寝起きの少し低い声で雄輔さんが言った。




「あ・・・じゃ、お茶かお水を・・・」


妙に色っぽい声にドキドキしながら答える。


いつもと感じが違いすぎて、調子狂っちゃうなぁ。




「これでいいか?」


と、冷蔵庫から出してくれたのは緑茶のペットボトル。


「あ・・・ありがとう。」


と手を出すと、スッとよけられた。




?




「さっき、うまそうに飲んでたの覚えてる?」


ニヤリと悪い顔して笑う雄輔さん。


「さっきって何のことですか?」


ドキッとして聞いたあたしに


「覚えてねーの?」


って、ちょっと不機嫌な顔になった。




「マジで?本気で覚えてねーの?」


「はい・・・本気です。」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「あの・・・あたし何かしましたか?」




あたしの言葉に、雄輔さんは


フッと笑みをこぼすと、


「教えてほしい?」


と、一歩あたしに近付いた。


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