↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくら咲く  作者: みほ
PR
1/110

①

「いらっしゃいませ!」


来店したお客さんに向かってみんな元気な声をかける。


それに対しての返事はないのだけれど。



「いらっしゃいませ…」


あたしも一応声を出す。


そういう決まりになってるから。



そしていつも、気付けば手元だけを見て


与えられた仕事を黙々とこなす。



そんなあたしを見て


先輩店員の片桐さんは小さくため息をついた。



「ちょっと・・・もうちょっと元気よく挨拶してよね。」


荷物を運んで倉庫から出た時に


片桐さんに言われた。



「はい、分かりました。」


素直に返事はしたものの、


その声はとても暗くて、


片桐さんはまた、今度は大きくため息をついた。



「あのバイトの子、どうにかなんないの・・?」



呆れたように言う片桐さんの声を聞きながら


『どうにもしないから』


と、心の中でつぶやく。



「まだ、慣れてねーから仕方ねーじゃん。


そのうち慣れるんじゃねーの?」



もう一人の先輩店員、雄輔さんの声が聞こえた。



『悪いけどそうは思えないわ。』


あたしは心の中でまたつぶやくと


よいしょと荷物を抱え直して


歩き始めた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。