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魔王の娘と四天王の息子  作者: アッキ@瓶の蓋。
第5話 ウサギと勇者

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ウサギと、スケルトン

「……至極不愉快」



 と、ウサギはそう言って槍を構えながら敵に向かってそう言う。敵は『原子』の二文字を背中に書いている白衣を着たスケルトン。スケルトンとは骨の魔物のために、そこまで防御力は高くないはずの魔物であるのだが、どうやらそこまで強くはないはずなのに、なかなか倒せない。それも目の前に現れたこの2体が厄介なのだ。



『敵を撃破。魔法にて撃退』



『敵を撃破。魔法にて援護』



 目の前に居るのは、魔法使いを思わせる服を着た魔法使いの女性型人形とローブを羽織った賢者の男性型人形の2人。何故、"人形"かと言うと顔に表情が無く、なおかつ顔に『人形』の2文字が描かれているからである。



「……家に帰ってみたら、こうなっているとは」



 と、ウサギはそう言って槍を構えつつ、睨み付ける。



「家も何もここら辺は全てが君の家と言う訳でもあるまい。帰ったら隣に隣人が居る、みたいな物ですよ」



「……ここは龍の谷。ドラゴン族の住処。そんな場所にドラゴン以外が居るのが、迷惑」



 男性型人形と女性型人形を揃って槍の攻撃を受けて倒れる。そしてそれを見てスケルトンはそうかよと思っていた。



「ドラゴンならば、良いんだね」



 フフフ……とそう言う彼はそう言いながら気合を入れるが、後ろを見て面白くなさそうに思っていた。



「ほら、君の仲間のご登場だよ」



「……!」



 ウサギはそう言って、後ろを見るとそこにはベータ達4人の姿があった。



「2人ほど知らない相手が居るのだが」




「元魔王様だ!」

「元勇者様なのでして!」



 2人の言葉に



「どうして魔王様が女性になって、勇者が仲間に……」



 と訳が分からないような声をあげているのであった。

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