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魔王の娘と四天王の息子  作者: アッキ@瓶の蓋。
第5話 ウサギと勇者

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魔王一行

「ふむ……。勇者よ、久しいな。けれどもマネキネコを倒したせいで情報が手に入らないではないかの」



 と言う元魔王の問いに対して、



「しかし、明らかに傭兵やらなんやら……。しかもベータが必死の形相で追っているから、必要だと判断したのでありまして」



 と元勇者は答えていた。



「まぁ……倒してしまったからには強くは言えませんね」



「……そう、ですね」



 パテカニア様とユメも同じようにレインの行動自体にさして疑問点は見つからずに擁護して、僕はレインによって守られた方だからそんなに強く意見する事は出来なかった。



「まぁ……。手詰まりじゃが、そう言う風に追えと言ったのも事実じゃし。仕方がないかのう」



 と、セドーマ様も納得されて、レインがマネキネコを倒して情報が拾えなくなったと言う事に関してはこれにて手詰まり、と言う形を取った。けれども僕はそれに対して、"疑問めいた眼を向けていた"。

 まずいきなりマネキネコを倒したのも不可解ですし、それになにより出るタイミングを見計らったように出て来た不可解と言えば不可解。それになにより、



(あからさまに、何か隠しているんですよね)



 まぁ、ただの勘で済んでくれるのなら良いのだけれども、もしそれが勇者の策略か何かで、今もなお魔王様の命を狙っているとなると話は別だ。



「……まだ稼ぎ所があるのに」



 せめて、倒すのは僕が金を搾り取って、これ以上は搾り取れなくなった所でお願いします。

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