よく本名じゃなきゃだめですか?と聞く客いるけど逆にいいと思ってるんですか?
相変わらずのサブタイの長さw
と言うわけで新章です。
いつも通りひらたまたちは三人でぐうたらしている・・・はずだった!
そう、今日は珍しくお客さんがきているのです。
ひ「えっと・・・ごほんっ特殊部隊リーダーのひらたまです。」
太「副リーダーの太五てす。」
ニ「・・・ニラです。」
三人は久しぶりのお客さんに動揺しつつ、慣れない自己紹介をする。
客は清楚に長いであろう髪をだんごでサイドテールにし、薔薇こコサージュをし、
顔は長い睫毛、白い肌ぷっくりとした唇に涙ホクロがある息が止まるかのような美人である。
緊張している太五といつも通りのニラにたいし、
ひらたまはまるで嘘を暴いてるような疑っている目で客を見ている。
ニ「それでご依頼は?」
客「あっそれは・・・ペット探しなんですけど・・・」
太「了解です。では、お名前と何かあったときなどのための連絡先を記入お願いします。」
ひ「・・・・・・。」
手馴れているようにスラスラ書く客。
だが、途中でピタッと止まってそのまま太五たちのほうを向いた。
客「あの・・・名前って本名じゃなきゃだめですか?」
太「あっいえ、あだ名とか仮名で結構です」
それを聞いて客は一安心したのかどうかため息を一つこぼし、続きを書いた。
名前は『江間 比良恵』
ひ「えま・・ひ・・・」
ニ「ひらえさんですね。とりあえず『ひ』だとひらたまさんと被るんで江間さんで。」
太「そういう問題!?」
江「(笑)」
太五のつっこみに清楚に笑う江間。
ひ「ではどんなペットなのか特徴など教えて下さい。」
ひらたまはいつもより低く、冷たく言った。
そのひらたまの一声からは何事もなくペットの種類・特徴などを聞いていった。
江「では、よろしくお願いしますね。」
太・ニ「「ありがとうございました。」」
ひ「・・・ありがとうございました。」
2人が元気よく言った後、ひらたまが小さく言った。
本当に、本当に小さく。
ガチャッと扉がしまる音が特殊部隊の部屋に響く。
その音があの事件が起きてしまう合図だとは知らずに
俺の中では頑張った。
うん。すごく頑張った。