第11話
「す…すみませんっ,以後気をつけますっっ!!」
クルーラが慌ててぺこぺこ何度も頭を下げる。
「そのセリフ,一体何回目だと思っているのだ。ゆうに100は超えているぞ,もっと気を引き締めろっ!」
ハルトの言葉にクルーラは思わず首をすくめた。
そして言い訳をするかのように漏らす。
「だ…だってぇ~,これ,クセなんですよぉ~。自分じゃどうにも出来ないんです~…」
クルーラの後ろ向きな発言にハルトは思わずため息を漏らした。
そして前髪を左手でかき上げる。
「もう少し隊長としての自覚を持て。その後ろ向き思考はともかく,行動を起こすときはもっとよく考えてからにしろ。このままでは部下ももたぬぞ。」
ハルトの忠告にクルーラはがっくりと肩を落とし,しょんぼりオーラを漂わせながらとぼとぼと城内に入っていった。
「さて,そろそろフィリスを連れ戻しに行くか。今日はアレも無いことだし。」
ハルトのいうアレとはもちろん“ウサ耳探偵もえぴょん☆”の事である。
そんな事など一言も知らない門番達から「おぉ~」と歓声が上がった。
どうせハルトの言うアレの事を大いに勘違いしているのだろう。
11話行きました!
お気に入りの人が2人になりました!!
めっちゃ嬉しいですョ!コレハ☆
これからも宜しくお願い致します!!
ってか…
まだ11話ぢゃん…
目指せ50話!ぢゃ無かった,30話!(?)