カメラワーク基礎
●固定撮影
・Fix (フィックス)
カメラ位置向きが固定された撮影。カメラの動きがない
・F.I/F.O (フレームイン・フレームアウト)
固定したカメラのフレームの外から被写体が入り込む
・in気味
被写体が半分程画面に入ってきている状態から映像がスタートするような状態のこと
●カメラレンズの動き
・zoom in/out (ズーム)
固定したカメラの焦点距離(画角)を調整し被写体を拡大する撮影
・focus in/out (フォーカス)
ピントをずらすレンズ操作。見せたいところを意図的に操作して強調させる。
フォーカスインとはボケた状態から徐々に焦点・ピントを合わせること
フォーカスアウトとは逆に焦点・ピントが合っている被写体に対して徐々にぼかすこと
・FOCUS PULL (プルフォーカス)
焦点の対象が変化する
●振り
・Pan (パン)
ティルトに対し、位置を固定したカメラで首を横に振る撮影
正確には左から右をパン、その逆を逆パン
・ティルト
パンに対し、位置を固定したカメラで首を縦に振る撮影
アニメではパンアップ/ダウン、縦パンとも呼ばれる。
・画ブレ、手ブレ
ブレないことが基本
あえてブレをつける、または付け加えることで臨場感を出す技法
・付けPan
Followに対してカメラの振りで被写体を追うイメージ
●移動撮影
・トラック
向きを固定したカメラを水平移動させる撮影
・Follow (フォロー)
付けPanに対してカメラを移動させることでカメラ被写体を追う撮影
・Dolly (ドリー)、スライダーショット
実写で使われる台車撮影。
台車やレールの設置など準備が要る。
・クレーン
カメラ縦移動、向きは固定
・ドローン
ラジコン機器を用いて行われる空撮
・T.U・T.B(トラックアップ、バック)
ズームに対してカメラが移動することで被写体に寄る/引く撮影
・レイヤーT.U・T.B
合成の際、素材を重ね、上はカメラとの距離を保ったまま、下にトラックすることで素材同士の寄り引きを見せる。BGのみTUという書き方もあり。
・回り込み、サークルショット
・マルチ
ブック、セルを多段引き。カメラ位置によって、ピントの違いや移動幅の違いを付け自然さを出す合成
●構図
・構図
・レイアウト
・アイレベル(EV)
カメラを構えた位置。また遠近法や透視図法において消失点はアイレベルと同じ高さにできる。
・アングル
被写体に対するカメラの角度、方向、視点。
・俯瞰、ハイアングル
被写体を上から見下げる形での撮影する
・仰り、ローアングル
被写体を下から見上げる形での撮影する
・POV
一人称カメラ
・カットバック
瞬時に二つのカットを切り替える
・マルチアングル
同じシーンを別アングルで撮る
・画角
望遠、広角、標準
焦点
レンズの光軸が像を結ぶ点。像がはっきり写っている点、時。
焦点距離
レンズの中心(正確には主点と呼ばれる位置)から焦点までの距離。
200mmのレンズは焦点距離が200mmということ。主に50mm(画角45度くらい)を標準レンズと通称し、 200mmなどを望遠とし、35mmなどを広角と称することが多い。
※35mmフィルムというのは焦点距離のことではないです。
35mm判換算焦点距離は、写真用語の1つである。「35mm」とは、36 x 24 mm判、俗に言う「ライカ判」のことを指しており、その数字自体には実の所、とくに意味は無い[1]。ライカ判以外のサイズ用の写真レンズについて、画角がその画角と同じライカ判用の場合の焦点距離で表現したものである。「35mm判換算で○○mm相当」などと広告やカメラ雑誌などに書かれるものであり、ライカ判を基準とするのは、かつての銀塩フィルム写真時代のデファクトスタンダードだったため、それに慣れている者にとってはそれが「直感的」だからである。なお、この語が表現しているものは、画角についてであって、焦点距離ではないため、それを正確に表現しようとするならば「35mm判焦点距離換算」という感じになる。
焦点深度
フィルムにピント(焦点)が合っているその前後の範囲。←→被写界深度。正確には、人間が見たときに焦点がずれていることが判断できない範囲のこととなる…このことを許容 錯乱円径という
・なめる
・バンク
使い回す素材
・ハレーション、レンズフレア
レンズに映り込むフレア
もしくはそれを意図的につける、付け加える指示。
・Q
急激なカメラワーク
「クイックパン」など、後ろに他の用語を合わせて使われる。
・じわ
緩慢なカメラワーク。気付かれないくらい
「じわパン」など、後ろに他の用語を合わせて使われる。
・順光
・逆光