マイバッグ
悪い社会にしようと努力している人々が…
市営住宅集会所のコミュニティカフェに行った。
A:2020年7月に、環境省が小売店でのレジ袋有料化を義務付けてから、小売店でマイバッグを悪用した万引が目立って増えているらしい。会計前の商品をバッグに入れる手口は、通常の買い物と見分けが付き難く「会計するつもりだった」などと言い逃れされ易い。店の関係者は「買い物中のマイバッグ折り畳み等を呼びかけ協力を促すしか方法がない」と頭を悩ませている。
B:ステーキ肉や寿司など食料品15点約一万円分を盗んだ男が逮捕された事件について、「今回は見つけることができたが、見逃しているケースもあるはず」と、スーパーの店長代理が話しています。男は買い物かごに半開きのマイバッグと商品を入れてたそうです。従業員が挙動不審な男に気づき、バッグに入れる前から動きを見てて、男が物陰に隠れた後、かごから商品が消えているのを確認したうえで、男が店外に出たところを呼び止めたということです。逃走した男は、防犯カメラなどから特定され、逮捕されたんです。
C:「2020年の万引認知件数は全国で9万件で検挙率7割」と警察庁が発表している。全国スーパーマーケット協会が昨年9月に会員を対象に実施したアンケートでは「マイバッグ普及で万引や盗難が増えたと感じる」旨の回答が3割あったそうだ。昨年7月からマイバッグを使う客が増えたことで、私服警備員を1.5倍に増やしたり、「店内でマイバッグを使わないよう」放送で呼び掛けるなど、スーパーマーケット側の負担が増えた。
D:2020年7月29日、テレビでのやりとりを視た。
60代視聴者女性:「レジ袋の有料化で買い物が不便極まりなくなりました。そもそも食料品をマイバックに入れるのは不潔です。レジ袋はゴミ捨てに欠かせず便利で有用です。ごみを入れたまま燃やすことにも問題ないと思います。」
小泉進次郎環境大臣:「不便極まりないのは申し訳ないなと。レジ袋を全部無くしたところで、プラスチックごみの問題は解決しません。それが目的ではありません。この有料化をきっかけに、なぜプラスチック素材が世界中の問題となって取り組まれているのか、そこに問題意識を持って一人ひとりが始められる行動につなげてもらいたい。是非ご理解いただけるように引き続き努力をしたい。」
つまり、小泉大臣が明言したのは、「レジ袋有料化は、プラスチック塵芥問題を解決しないが、国民の環境意識を高めることができる」ということ。言い換えれば、「プラスチック塵芥問題を愚民どもに認識させる為、レジ袋有料化という痛みを与える」…(上から目線)。
私:2018年国連環境計画が発表してますね、「日本はプラスチック袋を禁止していないにもかかわらず、非常に高度な廃棄物管理システムと国民の高い意識によって、環境中の使い捨てプラスチックの漏出が相対的に抑止されている」と(‘SINGLE-USE PLASTICS : A Roadmap for Sustainability’)。
つまり、レジ袋有料化は無用と認識されてるんじゃないですか…
A:カンヌ国際映画祭で、日本人の映画監督・是枝裕和氏の『万引き家族』がパルムドールを受賞した。
違和感を覚えるのは、是枝監督が受賞直前に韓国『中央日報』紙のインタビューで「歴史認識」にまつわる政治発言を行ったことと、あたかもそれを作品に結びつけるようなマスコミの報道ぶり。
B:中央日報のインタビューの内容ですが…
記者:「経済不況が日本をどのように変えたか?」
是枝:「共同体文化が崩壊して家族が崩壊している。多様性を受け入れるほど成熟しておらず、ますます地域主義に傾倒していって、残ったのは国粋主義だけだった。日本が歴史を認めない根っこがここにある。アジア近隣諸国に申し訳ない気持ちだ。日本もドイツのように謝らなければならない。だが、同じ政権がずっと執権することによって私たちは多くの希望を失っている。」
この発言を聞いた私は、一瞬「是枝監督は中国共産党の代弁者か?」と驚きました。というのも、中国共産党にもドイツを引き合いに出した似たような言説がよく見られるのです。
1970年にドイツのヴィリー・ブラント首相はポーランドにあるユダヤ人の慰霊塔の前で、ナチス政権下のユダヤ人へのホロコーストを跪いて謝罪をしました。中国共産党では、このドイツの謝罪をことあるごとに誉め称え、日本と比較しながら非難する道具として使っているのです。さらに「日本の天皇はドイツ首相のように、南京大虐殺紀念館の前に跪いて謝罪しないと、中国国民が日本の過去の罪を許さない」という「 世論 」がありました。
この「世論」は「中国国民の声」であるかのように報道されていますが、実はこの「観察者網」こそ、中国共産党のプロパガンダを宣伝する世論誘導集団「五毛党:ネット上で党の模範文章をコピペしたり、共産党擁護の投稿をすると一点に付き『五毛(半人民元)』を得るところから付いたスラング」の巣窟と言われています。
そもそも、上記ブラント首相の謝罪は「ホロコーストに対する謝罪」で、過去の戦争に対しての謝罪ではありません。さらに、日本には、中国や朝鮮半島でドイツのような侵略をやった事実もありません。中国残留孤児や満州から引き上げた日本人の年配の方には「旧満州の人たちは旧日本軍と仲良くしていた」と語る人も少なくありません。
C:是枝監督のような政治発言に、さっそく日本国内の「日本を貶めたい」左派層が 大喜びで相槌 を打っている。
政治的な問題をテーマにした作品が賞を獲る傾向の強いカンヌ映画祭と、狙いすましたかのようにその数日前に韓国紙で歴史問題を日本社会に結びつける発言をする映画監督。カンヌを制した日本人監督には、今後も国際舞台での発言の機会が用意されるだろうが、そのたびに今回のような発言をしたら、全世界へ発信する左派の便利な広告塔になるのは目に見えている。
D:作品は、万引きをしないと生活できない貧困層の家族の物語だ。さらに幼稚園児くらいの子供に万引きさせるという衝撃的な内容だ。「日本人の貧困層は生活保護を貰わないと生活していけない」という先入観を植え付けるに相応しい社会的病巣を妄想して描いたんだ。
私:作中の家族は全員が肢体健全で、簡単な体力労働でも食費を稼ぐことが可能です。本当に過酷な格差社会:中国では、1980年代から、親が自分の子供に窃盗行為をさせるのは、日常茶飯事だったそうです。
子供であれば、窃盗行為をしてもすぐに釈放される中国では、その法律すら悪用する親がいるので、このような事態が起きているのです。
今の日本は、それほど過酷な格差社会ではなく、親が自分の子供に窃盗行為をさせるようなことは考えにくいです。
A:フランスのリベラル批評家がこの作品を見れば、「日本にはこのような底辺社会が普通に存在するのか」と思うだろう。日本テレビが『家なき子』を放送したとき、劇中の片島先生が前科者の父親をもっているネタでヤクザに脅されるエピソードを視た中国人から、「日本人は親が犯罪者なら、子供も差別されますか?そんな家族連帯責任の国は怖い」と聞かれたけれど、外国人にとっての「日本」はこの程度なんだ。
B:是枝監督の「利敵行為」は誤った歴史認識の発言だけではありません、受賞作品自体が日本国を醜化するフィクションなのです。
C:世界の映像業界が左派主導となり、あちらに有利な発言をした者に受賞させる風潮になっている。2012年のノーベル文学賞受賞者・莫言氏が良い例。ノーベル賞委員会は、2010年に民主派活動家の故・劉暁波氏にノーベル平和賞を授与したが、中国共産党がこれに激昂。委員会は怯え、翌々年に中国作家協会の副主席で、自由な文学活動を「検閲」する体制側にいる莫言氏に受賞させた。
D:村上春樹氏も、受賞を狙って、「南京大虐殺40万人」と書いたのかもしれない。こういう雰囲気だと、日本を貶めたい作家が世界を席巻する。




