カカシ論法
相手の主張を、別の内容にすり替えて、それに対して反論する手口を「カカシ論法」という
市営住宅集会所のコミュニティカフェに行った。
A:ヘイトスピーチ解消法が成立したね。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=428AC1000000068_20160603_000000000000000
B:京都朝鮮学校が市立公園を自分の物として使ってるのは間違いだと在特会のメンバーが抗議したのが発端。騒動の結果、朝鮮学校は都市公園法違反で罰金を命じられ、抗議者は侮辱罪や威力業務妨害罪で有罪になったうえ千万円以上の損害賠償を命じられた。だから、法律の前文には、在日外国人を排除しようとする差別発言を無くしていくという趣旨が書かれている。
C:在特会が「ヘイトスピーチ解消法」の産みの親ということ?
D:そうとも言える。
私:外国人は日本人を差別しても良いんですか?
A:「日本人は誰でも殺せ」というのは、日本人という優位にある集団に対するものであり、差別にはあたらない。「日本人女性をレイプしろ」は差別とはなりません と共産党の弁護士が解説している。
私:何か納得できませんが…
B:弁護士会は共産党が牛耳ってて、日本国籍のない韓国人を弁護士会副会長に就けたりしている。
C:日本、どうなっちゃうんでしょうかね?
D:「誘拐という犯罪をしたりミサイル発射で日本を脅す北朝鮮を崇拝し日本は非道徳な敵国だと教えるような学校に補助金を出してはいけない」と主張したり、主張の根拠となる事実を言ったら、「ヘイトスピーチ」だと決めつけられるかもしれない。
私:自由にものが言えなくなるんですね?
A:そういうことだ。法律の文言には書かれていないのに、勝手にねじまげて、日本人の口を封じるための道具にすることが目に見えている。
B:「誘拐という犯罪をしたりミサイル発射で日本を脅す北朝鮮を崇拝し日本は非道徳な敵国だと教えるような学校に補助金を出してはいけない」と主張したり、主張の根拠となる事実を言ったら、「朝鮮人が犯罪者で日本人を敵視しているなんて偏見だ。それこそ差別意識むき出し」と反論されるだろう。「朝鮮人全員が犯罪者」だとも「朝鮮人は全員が日本人を敵視している」とも言っていない相手の主張を、別の内容にすり替えて、それに対して反論する手口を「カカシ論法」という。
カカシ論法に類する詭弁術の類型をまとめてみた。
自明横車:「自明」でないものを「自明」だと決めつけ
二重規範:敵の黄信号通過は罪、己の赤信号無視は不問
牽強付会:遠い因果関係すらも無いのに強引に結び付け
名称詐称:ナチス呼ばわりや市民僭称で虚実をすり替え
罪業転嫁:自ら為した悪行の汚名を無実の愛国者に被せ
御為尽く:親切めかしてオウンゴールするよう誘導する
論理掏替:挙証責任転嫁やカカシ論法駆使で論争を逃避




