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虚無  作者: 右見左見右見
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小石

私は一体何者なのだろうか。

自分の容姿がどんな風なのかは分からない。

でも、この世界に小さな石ころが一個現れた。

石ころを掴んで持ち上げてみると、なんとも言えない重さをしている。

重いと言われれば重くなって、軽いと言われれば軽くなる。そのまま石を投げてみると小石はまっすぐ飛んでいき、何かにぶつかってカーンと鳴って停止した。

何もない世界のはずなのに、小石は何かにぶつかった。この世界にはまだ何かがあるのかもしれない。


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