始まり
みんなー!
「絶対内緒のオタク生活!」
を見てくれてありがとー!
みてくれた人だよね?
みてないなら見てきて。「絶対内緒」で出てくるよ!
宣伝だけどー
私小学生だよ?小6!
こんなんでみんなに見てもらえとか無理だモーン。
みてくれると嬉しいな。
「ねえ知ってる?最近このあたりで神隠しがあるらしいよ。」
誰かの声が聞こえる。
オタクに見えないけど実はオタクの3人目。
私は、高校1年の室本かなみ。
ってんだけど、私、オタクなの?
ってか、オタクってそもそも何?
オタクが何かはわかんないけど、
私は、うさぎフレンズ一筋。
可愛いじゃん?
オタクってさ、別に悪いことじゃないよねー!
可愛いから好き=オタク
の意味が分かんない。
私は続けてその人たちの話に耳を傾ける。
「でねー、その神隠しってのがね、
オタクが狙われるらしいよ。今までの神隠しにあった子
みんなオタクなんだって。」
ふーん。
でもでも、私はオタクじゃないもんね!
部屋に大好きなうさぎフレンズのフィギュアとか、
ポスターとか、キーホルダーとかあるだけだもん!
だから私に神隠しの恐れなし!
って思ったら、さっきの子の友達が言った。
「知ってる知ってる!
自分がオタクだと思ってなくても、
神隠しにあったこの部屋はオタク部屋だったんでしょ?」
「そうそう」
・・・へ、へえ。
何度も言うけど私には関係ない話・・・。
・・・・・だってオタクって何かわかんないもん。
誰かー!
オタクって何?
わかんないんだけど・・・。
も、もうこの空気に耐えられない!
私は家に帰った。
そういえば、みは・あゆ・るみがいない・・・。
休みだったのが不思議だった。
みんな高校楽しい!って。
(みはは、頭いい高校行ってるんだけど)
みはも迎えに来てないし・・・
も、もしかして・・・。
私は今日聞いた神隠しの話を思い出した。
ううん!
そんなわけない!
そもそもそんなもの存在しない!
ポジティブになって考えた。
そ、それでもし、みはたちが・・・
そんなこと考えない考えない!
私は、お風呂に入って、ご飯を食べて寝た。
でもやっぱり、あの話が頭の中をぐるぐるしてた。
もし神隠しにあったらどうしようって。
どうだった?
なんだかなーって感じのゆずもです。
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