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パズルウォーカー  作者: Ness
1/1

1stPiece

興味を持っていただきありがとうございますm(_ _)m

この子達が何かを埋めていく、その歴史の末端を見て頂ける。そしてそれを最後まで見守っていただければと思います。

落ちる、落ちる、そして滴り口を紡ぐ。

絡まり、頭をかき回す

「ぅ ぐすッ うぅ、むい゛だよぉ、い゛えない゛よぉ」

これ以上何を思うことがあるのか分からない程に、頭が痛い

自分を見失う、怖い怖い怖い、暗い道を一人で、、、


1stPiece


声が聞こえる、いかにも青春って感じの、、男女でくっついて、歩きにくいだろうに

競歩並の気持ちで抜かしていく

正喜まさき「ずっと幸せなんて要らないからさぁ、せめて大

きな不幸さえ無けりゃあな」

波也斗はやと「いっつもそれ言うけどそれは無理だよ、世の

中ってのはそれぞれ調律が保たれてるんだか

ら」

正「そんなこと言ってるからお前はいつまでも彼女出来ねぇんだ

よ波也斗ぉ」

こいつは中学からの友達でいっつも真面目、でも一応親友、、

になったはずだ

波「別にそんなん要らないよ!それに出来るとしてもいい人じゃ

ないと嫌だろ?」

正「まぁそうかも知んないけどさぁ」

波「そうだよ!大体彼女の前に好きな人作れよ」

正「好きな人ならいっぱいいるよ!咲に真彩に奥澤だろ?他に

は、、」

波「あぁハイハイ、美人にモテ子に垂らしだろ?」

正「違うよ!全員可愛いから!」

波「それだけだろ、好きってのとはまた違う」

正「わっかんないなぁ、告られたら大概は付き合えるんじゃない

の?」

波「もういいよ、どうせ非リアが二人で話してても答えなんて出

るわけないんだから。そんな事より部活の方はどうするんだ

よ?」

痛い所を突くのもお得意なようで

正「まぁだきまってなーい!ってかそもそも入るか迷ってるー」

波「お前中学ん時成績良かったんだからまたテニスやれば?」

正「いやぁ迷うよね〜、高校なったら自然に彼女とか出来てさぁ

ふつーに幸せとか思ってたんよ」

波「それが今じゃ非リアの帰宅部グータラ生活3ヶ月目突入って

な」

正「言うなよぉ」

波「現実を認めるんだな、クズんなクズ」

正「いやもうそれクズだから」

この頃は家に帰るのすら億劫で、これでもこいつと喋ってる方

がよっぽど現実忘れられていいと思ってた

あと100、20、5、3、1m

正「ただいまぁ(あーもう何もしたくねー)」

とりあえず布団に横たわる。この感触相変わらず憎いなぁ

もう少しで上と下の瞼が仲良しさんになろうとしてたのに

瑞希「まーさーきーごーはーんー!」

ほーらきた。そろそろだとは思っていたが、いっつもいい

感じの時にぃ

瑞「まー!さー!」

正「母さん分かったから!今行って!」

近所迷惑甚だしい日課だ、行くまで収まらない

正(ん、いつもにもまして声がでかいのは気のせいか?)

とりあえず降りてみることにす

正「あれ、母さんは?」

博喜はるき「何かお客さんだってー」

正「誰だよそれ」

博「隣に越してきたんだと」

正「隣って空き家だったんだ」

玄関が騒がしいと思ったらそういうことか、別に興味ないけど

正「きれーな人だといいなぁ」

博「さっきちらっと見たけどきれーな人居たよ?母親の後ろで一

緒に挨拶してた」

正「ふーん、とりま腹減ったから食べよ」

博「はーい」

どんな人だろう、、どうせこれから何度も会うか


正「いってきまーす」

部活で必死だったあの頃よりは相当楽だ何より外が明るく感じ

る。だからそれが分かるドアを開ける瞬間は、いつも世界に身

をゆだね浸っている。

それは昨日まで見た事ない顔だった、初見でこの優越感にまみ

れた顔見せられたらどう思うだろ。そんな事に思いを馳せてみ

たが目の前の現実は変わらない。

俺の視界に入って、ただそれだけで全てを満たすように光る

「お、あ、おはようございますっ!」

その声は無慈悲にも心を掴む

正「お、はようございます、、あ!その服。」

陽茉梨「え、あ!もしかして誠華高校の方ですか?」

正「そうです!」

陽「そうですか、また学校で合えるといいですね!」

正「はは、あぁ、そうですね」

陽「、、えーと、それでは」

正「あ、、、」


波「んで?その人止めなかったの?」

正「無理だよ!そんな急に、、」

波「おんなじ学校だったら会えるんじゃない?それに珍しいな、

お前がそんな興奮すんの」

正「そ、そう!?いやまぁ何かすっごかったんだよ!こうビリッ

て来てさ!」

波「へぇー?(いつもと違うな、いったいどんな奴だ?)」

正「しかも隣に越してきたときた!毎日会えるんじゃね?って考

えたら、いやーもう嬉しいのなんのって」

波「その前にどんな人か分からないならきっちり調べとかなか

ゃ」

正「まぁたお前は〜、もぅわかってるって!」

波「ったく、そうやっていっつも痛い目見るんだから」

ジリジリ、もうすぐ真夏だ。そろそろ聞くための意識より皮膚

からの刺激が大きくなってくる。疲れたな、、

学校に行ったら地獄の始まりを告げるチャイムがなると同時

に、深い眠りに落ちるとする。


「そのー、、あ、あの、」

地震の夢を一瞬見たが、俺を揺する人が。ぼやけた姿とは裏腹

に声はおどおどしつつハッキリ聞こえて来る。

正「!!??」

陽「その、えと!隣!、、の席になった!って、アレですよね、

家も隣って言うかその、、」

おどおどし過ぎだけどそこが凄く良い、もの凄く。

まだ夢見てるかのように思わせるその、ふわっとした姿。

正「そ、そうですね!えと、俺は正喜って言います真道《しんど

う》正喜」

陽「は!えと、私は神枝かみえだ 陽茉梨ひまりって言いま

す!」

名前めっちゃ可愛い!

陽「転校して来て、紹介してもらったんですが、その、、真道さ

んずっと寝てらしたので、、」

正「あぁすいません気づかなくて。家も席も隣って何かの運命っ

すね(笑)」

たかが冗談

陽「あ、、はい!そうかもですね」

ん、今一瞬、、いや、たかが違和感。

陽「その、これからよろしくお願いします!」

正「あ、、はい」

呆気に取られたまま嵐の様に過ぎ去る

暖かい風が吹く、心をも上から覆ってしまいそうな

黄色い風が。


読んでいただきありがとうございますm(_ _)m

興味を持っていただきありがとうございます!

これから二人が何を思って、得ていくのか。それを暖かく見守って、また何かを感じて頂けると嬉しく思います。

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