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創世

作者: 秋雨 玲翔

私は生まれた。

なんの理由もなく。ただ、偶然で気まぐれな事象によって。

私には形はない。言葉も本来ならなかった。しかし、生まれた。心と一緒に。

私と一緒にとある星が生まれた。私はその星の管理者として生まれたと知るのはその後のことだが。

私の担当の惑星。地球とのちに呼ばれるこの星は珍しい星だ。

水があり、色々なものが混在している。私が少しいじるだけでこの惑星は10にも100にもなるだろう。


少しの間色んなことを試していると、生物というものが地球にできた。

水や空気とは違い多数の物質から成り立つ多形の物だ。私としてはこの生物を見ているのは楽しい。

私が手を下すまでもなく新たな形に変わっていく。私は楽しかった。変化する生物が。


ある時、私は生物に新たな変化をもたらすために賭けに出た。

地球をかつてないほどの寒さに覆った。すると今までいた生物はほとんど息絶えた。が、そこから新たな生物が芽生え始めた。強く生き残った生物が栄える。本当に飽きない惑星だ。

その後、少しずつある生物が知識をつけ始めた。のちに人間という種類に属される生物だ。

この人間というものは周りとは一線を越えた社会性や学習能力があった。

まぁ、少しばかり私が手を出してしまったのだが。

まず、周りを真似をするということをし始めた。すると1から2、2から4と瞬く間に全てができるようになった。そして、また新たなことをし、また全てに伝達する。

人間は社会性が優れた種類はあっという間に数が増えこの地球を支配するほどの力を得ていった。


私は最近、この人間に試練を与えるのが楽しみになっている。

私を楽しませてくれる人間が私は好きだ。

たとえ、この生物や地球の終焉を知っていたとしても私は最後までこの人間と共に過ごすだろう。

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