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ただの日本のヒラ公務員(事務職)だった私は異世界の最弱王国を立て直して最強経済大国にします  作者: 脇田朝洋


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第63話 いきなり三角関係ですか

 はい? 今この超絶イケメンは何て言ったの?

 結婚してくれって言いませんでしたか?

 ああ、ここ最近事務仕事で疲れてたから幻聴かな。


「す、すみません。もう一度今の言葉を言ってくれますか?」


 私が申し訳なさそうにブラント王太子に言うとブラント王太子はニコリと笑みを見せる。


 うわ!!! その顔で笑顔とか反則なんですけど!!!

 まともに直視できないじゃない!!!


「何度でも言おう。私と結婚して欲しい」


 やっぱり幻聴じゃないのね……ってか会って5分でプロポーズってありですか!?

 この人この国の王太子でしょ!?


「ちょっと待った!!」


 そこに超絶イケメンその2のゼラント王子が私とブラント王太子に近付いてくる。

 私にも双子の弟がいたけどこの双子の王子たちは見た目がそっくりだわ。


 双子と言っても似てない双子もいるし似ていてもどこかで区別できるものだが、この双子王子は黄金に輝く金髪の長さもほぼ同じだし輝く緑の瞳も同じに見える。


 でもここは兄のいきなりの行動を止めてくれるのね。

 そりゃそうよね。王太子たる者がいくらなんでもこんなに簡単に結婚相手を決めたら困るもんね。


 そしてゼラント王子は私の左手を掴み左手の甲に口づけて言った。


「ブラントではなく私と結婚してください。姫君」


 ゼラント王子はそう言って私に微笑む。


 おお!! 神様!! こんなことがあっていいのでしょうか!!

 超絶イケメンが二人も私にプロポーズしてくるなんて!!


 その瞬間ここは冷凍庫ですかってくらいの冷気に襲われる。


 な、なに?


 私がその冷気が漂ってきた方向を見たらブラント王太子が冷ややかな目でゼラント王子を睨みつけている。


 ひい! その眼差しだけで人を殺せるんじゃないの!?

 超絶イケメンは顔が整っているだけあって冷ややかな表情になると迫力が違うのよ!


「ゼラン。彼女には私が先にプロポーズしたのだが?」


「確かにそうだが彼女はまだ返事をしていない。それにプロポーズを先にしたからって彼女が承諾するとは限らないだろう?」


 ゼラント王子は冷ややかな笑みを湛える。


 バチバチ!!!


 ひゃあ! 今、完全に二人の間に火花が散ったわよ!

 私を挟んで超絶イケメンが取り合いなんてありえる!?

 出会って5分で三角関係勃発ですか!?


「あ、ダメ……キャパオーバーだわ……」


 私はふらりとショックの大きさに立ち眩みがする。


「大丈夫か!! 姫」


「姫、大丈夫か!!」


 私は二人の王子に体を支えられて倒れずに済んだ。


「あ、ありがとうございます……王子様」


「いや、とりあえず休んだ方がいい。ワイン伯爵、中に入ってもいいか?」


 一連のやり取りを見てポカーンとしていたワイン伯爵は我に返る。


「は、はい。とりあえず応接室のソファへ」


「分かった。姫君。歩けるか?」


 ブラント王太子にそう言われて私は頷く。

 私はブラント王太子とゼラント王子に体の両側を支えられながら屋敷内の応接室に向かった。



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