第四話 寅野島編 中編
寅の島編、第2話です。寅の島編はまだ続きます。
ミケとメグは餌を探すために島の中を歩いていた。30分ほど餌を探していると虎に出会ってしまった。
その虎は「あ。餌だ。早く食べよう。」と言った。
ミケは「ちょっと待て。僕を食べても別に美味しくないよ。それに、僕は食べ物じゃないよ」と言った。
すると虎は「美味しくないのなら仕方がないな」と、諦めて去ろうとした。
しかしメグは食べられそうになったのにもかかわらず、「虎さん、名前教えてよ」と言ってしまった。
その虎は「トラだ。」と去り際に名乗った。
メグはのんきに「虎だからトラなのか。そのままだね。」とミケがビクビクしているのにもかかわらず率直内見を言ってしまった。
メグは続いて「トラさん、なにか美味しい食べ物ない?同じネコ科動物として情報を共有しようよ」とトラに向かって言った。
トラは振り向いて少し考えるようにして「この島は大体円の形をしている。この島の中心部分、虎だらけ動物園の虎たちの巣と呼ばれる場所がある。そこの虎の生態が書いてある看板の下を50cmほど掘ったところにネコ科最高の料理が埋まっていると聞いたことがある。そこに行けば食べ物があるかもしれない。無くてもその近くに猫たちの寝床という場所があるのでそこに行け。そこにカリカリが鍵のかかる箱に入っているはずだ。その鍵はさっきの看板の裏にかかっている。」と言った。
ミケとメグは「トラさん、ありがとう」とお礼を言って島の中心部に歩いていった。
他に、間違い探しという作品を投稿しています。そちらもよろしくお願いします。
URL: https://ncode.syosetu.com/n9004gu/