終わりの始まり2
やっと2話目が出来ました~。
まだ序章ですけどね。
そこにあるがそこにない場所、そこは人々から見える場所にあるにも関わらず見ることの出来ない場所。
そこは、人々が住む地上から15km上空にある移動島。その島の中央には大きな神殿があり、島の四方にもそれよりかは小さいが、それでもかなり大きい神殿が存在していた。中央の城には隣接するように2つの神殿が並んでいた。
移動島アルバラ。
そう、この島こそ神々が住む島である。
時の神による結界により、そこにあるのに認知する事が出来ない島。そしてその島の中央にある神殿、そこに時の神が使いの天使と共に住んでいた。
その城では一人しかいない小柄な天使が白い小さな羽をパタパタさせて右往左往しながら、よくわからないモニターらしき物をたくさん眺め、そのモニターに手をやりながら色々と操作を行っていた。
「エリトリア様、やはり王都エリハザートに外から何者かが侵入した形跡が見受けられます。」
天使は自分が仕える神にそう進言する。
「ミーティア、何処からの侵入か調べて。それと、人数を確認して。」
「了解しました。」
指示を受けた天使ミーティアは直ぐにその作業へ取り掛かった。
時の神エリトリアは、ミーティアに指示を出した後、神殿に召集していた六大神に現状説明とそれぞれが持つ情報を聞き出していた。
「・・・と言うわけで、現在何処からかの場所より部外者が侵入しています。皆さん、最近何か変わった事はないですか?」
「今も昔も代わり映えはないなぁ~。」
「信仰する者も変わらずだねぇ~。」
「最近だと、王都間での戦が多いかな。」
「あ、それね。そう言えば戦が増えてるかもね。」
「四年位前から増えてるね、確かに。」
どうやら、四年位前から戦が増えているらしい。
しかし、侵入者との繋がりには至らなかったのであった。
エリトリアには気になる年ではあったのだが。
直接監視(地上での監視)を全ての神に依頼し、エリトリアは監視室に向かった。
「新しい情報はある?」
さっき依頼してまだそんなに時間が過ぎているわけではない。まだ、めぼしい情報はないと思いながら自席に向かうエリトリアであったが、ミーティアは叫びなからエリトリアを呼んだのであった。
「侵入者の数が特定できました。」
急いでミーティアが覗くモニター前まで駆け寄るエリトリア。
そしてそのモニターに写し出されている数は、
「七人も侵入者がいるのね。」
モニターには七ヶ所に点在する侵入者のマーク。そして、王都エリハザートにもそのマークは存在していた。
(何者が何のために・・・。何かやな気がする。それに点在する場所は全て私達それぞれの力の源がある場所。)
エリトリアは焦っていた。神である以上焦りは禁物であった。神が焦れば、その不穏な気が地上に流れる。そして、その不穏な気によって地上は少なからず厄が広がるのであった。
過去にエリトリアが降り立った場所の近くにある王都エリハザート。そこは、六大神それぞれを信仰している教会を個々に持つ世界に類を見ない王都であった。普通は反属性は共に建てたりせず、近い街や都市がそれぞれを補いながら信仰する教会を建てていた。そうすると、光の神を祀る教会だけがどうしても出来てしまう。光魔法には攻撃魔法が少なく、傭兵だけで防衛するのは困難であった。魔物に対しても、敵対する人に対しても。なので、光の神を祀る教会がある位置周辺が栄える傾向であった。
それを王都エリハザートは自国面積だけで補ったのである。最低でも3つの街か都市が必要なのにである。
そんな王都に最近ある少女の話が持ち上がる様になった。
その少女は他の誰より光魔法の能力が高く、他の魔法使いが諦める位の怪我すらも治してしまうらしかった。
そして、その少女の話は王にまで知られる事となる。
王都もまた、最近多発している戦のためにかなりの兵が傷付き、死者もかなり出していた。別段、王都を広げようとしているわけではないが、他の国からの進攻のために傷付いていたのであった。それが、その少女がいればこの憂いがなくなる。王が少女の召集を命ずるのは至極当たり前であった。
焼け落ちた孤児院の跡地に建てられた建物。少女達は今そこで暮らしている。半年前に起きた火災で孤児院は全焼してしまったが、隣接する教会は燃えずにすんだ。水魔法のおかげである。
そして、燃えてしまった孤児院には少女が住んでいたこともあり、火災後に街の人達が総出で今ある建物を建てたのであった。
そして今日もまた、少女は教会で怪我をした人々に癒しを与えていた。その者が現れるまでは。
なかなか終わらない序章。
序章とはいったいなんなのか。
話を纏められるスキルが欲しいです。




