〈反歌ーいつかこれをよむきみへー〉
ただつのる想いを、ただいつか読む君へ。
もう戻りはしない
あの始まりの場所は
誰かが連れてった
大事な ひと
どこのどいつだ
あの子の席に荷物を置いて
どこのどいつだ
あの子の場所を奪って
あぁ 君は どれだけ傷ついて
あぁ 君は どれだけ頑張った?
わかりゃしない
わかりゃしない
わかりゃしないんだ
だって‘わかるよ’なんて言えば
同情に聞こえるだろ?
ほんとに なんにも言えやしないんだよ
なんにも出来やしないんだよ
もう いっそ
切り裂いてくれ
もう戻らない
戻らない
君は 戻りはしない
あぁ 後悔が 渦を巻く
誰かが連れてった
大事なひと
手首 赤く傷が
体 痩せて
瞳 疲れ果てて
心
もう 見えない
あの始まりの場所は
どんなに明るい色で
あの始まりの場所は
終わりを知らない餓鬼共
誰かが 連れてった
誰かが 連れてった
奪ってった
あぁ
大事なひと
いま きこえますか
そこは どんなとこですか
どんなふうに いきをする?
どんなふうに ものにふれる?
また始めて
その場所で
新たな君を 始めて
もう戻りはしない
あの始まりの場所に
誰かが連れてった
誰かが連れてった
誰かが連れてった
大事な ひと
大事な ひと
大事な ひと
かけがえのない
大事な ひと
最愛の言葉並べて
まるで 嘘のようだけど
大事なひとなんだ
どんなに どんなに
離れても
とても大事なひとなんだ
ごめんね
大事なひと
あえてここに書き残さないでおきたいと思う。
ーかけがえのない友達へ、きみの友達より