表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

お題小説短編集

青春と天の邪鬼

作者: 独りっ子

お題「青春」「天の邪鬼」

「お前って天の邪鬼だよな」


 一日に一回はその言葉を向けられる少年がいました。


 (あま)邪鬼(じゃく)とは、素直になれず、周囲と反発する人のことを言います。つまり、思っていることと反対のことを言ってしまったりするということでもあります。


「僕は天の邪鬼じゃない」


「いや、その言葉が天の邪鬼っていう証拠じゃん。自分でも認めてるってことっしょ?」


「……僕は天の邪鬼だ」


「あ、デレた。認めてくれたのか!」


 天の邪鬼扱いされている少年は無言で彼に正拳付きを放ちます。なかなか勢いがある拳でしたが、彼は焦ることなく手を捉えてしまいました。


「チッ」


「怖い顔しないって、ほら、笑顔笑顔!」


 ドヤ顔を浮かべた彼に、少年は蹴りを繰り出します。しかし、その足も彼はつま先で対応してしまいました。人をおちょくる彼は、案外運動神経がいいようです。


「当たってほしいんだけどな」


 もう一度殴りかかるかと思ったら、少年はため息をついて動きを止めました。彼はさらに少年をいじるのかと思いましたが、何も言いません。二人とも、どこまで手を出していいか弁えているのでしょう。


「さて、ゲーム作るか」


「ああ。僕たちが頑張らないとね」


 ここは、少年の家のようです。少年は、机に置いてあったパソコンを起動し、何やら操作をし始めます。すると、ゲームのタイトル画面のようなものが表示されます。


「目標は一万ダウンロードで」


「ストーリー書籍化もいいかもね」


 二人は確認するようにそう言いました。そして、プログラムを開いて作業し始めます。


「お邪魔しまーす」


「邪魔するぜ!」


 その声が少年の家に響きます。声の主はともに男のようで、四人とも男ということは、彼らが灰色の青春を送っていることが容易に想像できます。


「ほら、ゲーム作るぞ」


「うっし! やってやるぜ!」


 高いテンションを保ちながら、それぞれ作業に明け暮れていった。

続くかもしれないし、続かないかもしれない。

手抜き打ち切り風味で申し訳ないです。

特に友人に謝罪したいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ