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バトム物語  作者: 桃美
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~男女編~

わたしは中村桃美。小学校6年生(その当時2002年)わたしの家は大金持ちで、スーパー綺麗好きお嬢様かつスーパー美少女。そしてわたしはその可愛さ故スカウトされたモデルだ。クラスのほとんどの男子がわたしを好きで、それこそ学校中が羨ましがる存在だ。

しかし6年になり、このゆとりの世の中に急に厳しい暴力教師が転入してきた。そいつはなんと、うちのクラスの担任になった。ここまで12年生きてきて、一度も叩かれたことはない。いたずら大好きなので怒られることは時々あったが。宿題の書き取りとかも男子にやらせてたし、何かいたずらしても、別の男子を身代わりにして、その子が正座させられたり雑巾がけさせられたりして、そうやって今までやってきた。それにほとんどの先生がわたしを恐れ、手をあげるなんてもってのほかだった。わたしの可愛さ故、常に特別扱いを受けてきた。

2002年春、わたしの担任になった人は、体罰をする40ぐらいの男の先生だった。とはいえ、こいつも結局わたしだけは叩かないし、体罰っていっても男子だけだよなぁと思っていた。

初日にいきなり忘れ物をした男子が3人いて、そしたらこうです。

   「はい、じゃあ3人前に出てきて~。」

前に出ると、

   「黒板に両手付いて、あとお尻を突き出して。」

そう言って一本鞭をとりだした。

    (ーーーーッ!なに、これ?wお尻叩くの?wwwうわーみっともない・・・)

   「あ、上着でお尻隠れてるから、お前ら脱げ。ちゃんと体操ズボンのお尻をみんなに向けろ」

1人目の子にピシィ!!!

   「痛ーーーっ!」

そう言ってお尻に手の甲を当てました。

   「ほら、まだ終わりじゃないぞ」

    (え?まだやるの?痛そう・・・)

ピシィ!!!

   「痛ーーーーーーい!」

ピシィ!!!

   「うぅ!」

ピシィ!!!

そうして10発で終わった。

残りの2人も同じようにやられた。最後の子なんて泣いてた。

これを見てわたしは、まぁ男子だけだろうなと思った。そして担任も、

   「今日から1年間、間違ったことをした生徒には体罰をします。でもお尻以外は叩きません。」

それを聞いて安心しました。男の先生が女子のお尻叩いてら完全にセクハラなので、じゃあ女子には体罰なしか、と勝手に思いました。

でそれで気を抜いたのか、翌週宿題を忘れてしまいました。授業直前になってから気がつきました。  

いつも通り全部男子にやらしたのですが、それを持ってくるのを忘れたのです。まぁでも女子だから大丈夫だろうと思って普通に授業に参加しました。

すると男子が3人宿題忘れがいました。(あ~あ、こいつら可哀想にwケツペンだな)と思い、それに続いてわたしも一応報告しました。

すると・・・

予想に反した結果がでました。

   「はい、じゃあみんな黒板に手をついて~」

3人はそれに従い、男子だけだったと思ったので、しばらく眺めてると

   「?どうした?早くやれよ」

担任の一言に驚き、

   「ーーーッ!女子もやるんですか?これ!」

   「やるよ。誰が男子だけなんつった?」

   「てっきり男子だけかと」

   「お前もモデルやってるしお尻大事にしてるかも知れんが、仕方ない。ルールはルールだ。」

   「・・・」

   (え~~~・・どうしよう・・うそでしょ?やだ、恥ずかしいよこんなの・・・)

しかし担任がひきそうもないので、仕方なく言われた通りにしました。クラスのみんなは相当珍しいものを見る目でわたしを見てきました。そして黒板に両手をついて、お尻を突き出しました。男子たちに小声で「見ないで」と言いましたが見てきます。この体制はしたことがあります。雑誌の取材の時です。ですが、これをこういう状況でやるとは思ってもいませんでした。

そして1発お尻にぱんっと来た時、とんでもない痛みがお尻に走りました。まぁ鞭なので痛いにきまってますが、痛すぎたため「あんっ」て声が出ちゃいました。するとクラス中から大爆笑の声が聞こえました。もう顔は真っ赤になってしまいました。

そして残り9発をなんとか食らい、真っ赤に腫れあがり皮も少しむけたお尻をさすりながら席へ戻ろうとしましたが、先生は「ダメだ。教室の前で体育座りをしてろ。直に座れ。何も敷くな。お尻さするの禁止な。」

   「え~~、先生お尻痛いよー」

   「ダメだ。もっとケツやられたいか」

言う通りにしました。地面にお尻をつけると、「ーー痛っ!!」我慢して座りました。(痛い、痛い、痛い、痛い・・)だんだん悔しくなってきて、涙がこぼれました。(わたしはこんなことされる人間じゃないのに・・・)結局授業が終わるまでそのままで、休み時間になった瞬間にトイレへ行ってお尻を確認しました。ひどかったです。残酷描写になってました。

その後ず~~っとお尻をさすって、座る時も手の上に座りました。

その日はすぐ部屋へ戻り、風呂も入らずうつ伏せで寝ました。

次の日、まだ腫れはひいていませんでしたが学年集会がありました。

基本2時間ぐらいあって、ずっと体育座り、座布団ダメ、なのでお尻が痛いのですが、わたしは常に特別扱いだったので座布団Оkだしあぐらとかもかいてました。

しかし今回の先生には通用しませんでした。

わたしは始めて庶民とともに「ケツいてぇ~」と言いました。いつもは痛がってる男子を見てクスクス笑っていたので。

でも私の場合昨日の腫れがまだ残っていたので、地獄でした。途中少し泣きました。お尻が痛すぎるのに耐えなきゃいけないから。でも担任は知らん顔でした。

みんな見てる前でお尻さするなんて恥ずかしすぎますが、そんなの飛び越えるくらいに痛いというのが先に来てたので、わたしの可愛い可愛いお口から「ケツいてぇ~」が出ました。今後プロのモデルになれば、一生こんな思いは無いし、こんなセリフも吐かないだろうと思いました。

今でもモデルやってるので、お尻の写真どうしようとか思いました。

これからこんなことが1年も続くなら・・・美尻じゃなくなってしまうんじゃないかと。(私のウリはお尻なのでwww)

このあとしばらくお尻の痛みはひきませんでした。毎日(撮影もあるので)お尻にクリームをぬりました。正直、屈辱でした。なんでわたしがこんなことやってんだろうと思う時もあります。

でも、学校行かなくなるのは家庭の事情で許されなかったので毎日行きました。

そしてこれから毎日誰かがお尻ペンペンされてる日常が続くのです。




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