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第八十二話 フォルフがかわいそうだ?どうすりゃ良かったんだよ!?

良く寝た~

という訳で投稿。

「お!?コイツがフォルフか!?随分と小さくなったな~。」

 

 突然出てきた俊太が確認する。本人に、というのは酷くないか?

 

『黙れ!人が気にしている事を…って、俺は人じゃない!うわあああああ!!』

 

 …これなんてデジャヴ?俺も似たような事があったなぁ…

 

「やっぱりフォルフなんだな!」

 

「え~?何々~?この子がフォルフ~?かわいいじゃない!」

 

「キャー!ホントにかわいいーーー!」

 

 ギーナと光も乱入。カオスになってきた。

 

『おい!ルーマ!ぼんやり見てないで助けてくれ!!』

 

「…ごめんなさい、無理そう…」

 

『ルーーーーーマーーーーーー!!!』

 

 すまないフォルフ。俺にはどうしようもない…

 この後もどんどん出てくる三人以外の奴ら、もみくちゃにされるフォルフ。

 俺は自身の無力さを噛みしめながら、その様子を見ていた。

 …参加したかった…かな~?

 

 

 

 

 

 

『………』

 

 しばらく経ち、ようやく開放され、そろそろ寝る時間だということで皆が各々あてがわれた部屋に戻り、俺とフォルフが残った。

 どうやら、なまじかわいい方面に顔が整っていたので、余計にいじられたらしい。

 そのフォルフはさっきからブスッという効果音が付きそうな表情をしている。

 しかもその対象は俺らしい…というか俺以外いない。あんなんどうにもできんわ。どうすりゃ良かったんだよ。

 

『おい、ルーマ。何故助けなかった。』

 

「いや、あれは無理ですよ。どうやって助ければよかったんですか。」

 

『…どうにかして、だな。』

 

「無茶振りすぎますよそれ。というかあれに参加しなかっただけありがたく思ってください。」

 

『……』

 

 沈黙が流れる。俺たちがこの部屋に残っている理由は、この部屋が俺たちにあてがわれた部屋だからだ。

 ちなみに部屋割りは、(夫婦二組)(ギーナ、フラル、キャビ)(タカミ、光、移図離)(俊太、火太郎、太郎)(俺、フォルフ)となっている。

 

「それにしても、フォルフさんは何歳なんですか?」

 

 こんな時には何か話そう。それがいい。

 

『…分からん。生きた日数なんて数えてもいないし、カレンダーとか言うものも森には無かったしな。』

 

 まあ、そりゃそうか。

 自分が生きた日数を一日一日数えている人なんて聞いた事も無いし、森にカレンダーなんて落ちているわけが無い。

 というか仮に落ちてたとしても、拾う人はいないだろう。

 

『…寝よう。眠くなってきた。』

 

「…そうですね。」

 

 フォルフが何歳なのか、スゲー気になるが、それは置いといて、俺たちはそれぞれ布団に入り、寝た。

…この後が思いつかない件について。

しばらく時間を置く事になります。全てはこの後の展開のために…

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