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第八十話 ストーカーの処分は?最後の手段は使う物!?

今月の予定を確認してみたら、テスト二つに試験二つというハードスケジュールである事が判明。

その勉強でなかなか執筆できなくなるかもしれないです…

あと、少しキーワードを編集しました。

…この小説はコメディー多めですよね?

「お~い!こっちだ~!」

 

 あ、やべ、演技…まあ、良いか…な?

 

「あ!やっと見つけ…たぁ!?何これ!?」

 

 森の中から現れたギーナが、目の前に広がる惨状を見て驚く。まあそりゃそうだ。

 

「コレ一体どうしたの!?というかそこの黒い人は何!?」

 

 見事にパニック状態に陥っている。黒い人、と言うのは、言うまでも無くストーカーの事だろう。

 

「まあ、一旦落ち着いて聞いて下さい。実は…」

 

 俺はギーナへの事情説明を始めた。

 

 

 

 

 

 

「…と言う訳で、こうなりました。」

 

「なるほど…で、ヒューマの実は?」

 

 ん?ヒューマの実って……

 あ、今回それが目的で来たんだっけ。えっと、さっきの木は…

 

「…あ…あれです…」

 

「…見事に黒こげだね…」

 

 ヒューマの実は、さっきの攻撃の余波を受けて、木ごと真っ黒に焦げていた。

 なんかストーカーの顔が、することは全てした。あとはもう何も無い。みたいな表情に見えるのはムカツク。

 

「まあ、私も見つけたから、問題無いんだけどね。」

 

 そう言って、ギーナはヒューマの実を二つ見せてくる。

 ふと、ストーカーを見てみると、何もかもおしまいだ…みたいな表情をしている。ザマァ。

 

「あれ?あのストーカーって、まだ意識あるの?」

 

「みたいですね。元々私に向けて撃ってきたので。」

 

 それでも殺す気だったのかと問い詰めたいくらいには威力があったが。

 というか、あれが俺に当たってたらどうする気だったんだろう。最悪死にかねないと思うんだが。

 

「まあ、今は置いときましょう。しかし、ルーマもこれで能力持ちなのね…」

 

 …そう言えばそうだ。と言うか、これで二つ目の能力なんだが、能力って二つ以上持てるものなのか?

 とんでもない副作用とか代償とかがありそうで怖いんだが。もっとも、今もう一つの能力は使えないんだが。

 

「そうですね…それじゃ、いつまでもこうしてはいられないので、先に進みましょう。ストーカーは…放置で良いんじゃないですか?処分が面倒なので。」

 

「まあ、それもそうね。」

 

 俺たちはストーカーを放置し、先へと進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

「…ここも駄目でしたか…」

 

 あれから村に着いた俺たちは、就職活動をしたが、村中を回っても就職先は見つからなかった。手紙は途中で買った。

 耳と尻尾は、村に着く前辺りにヒューマの実を食って取った。で、また気絶した。最近気絶の回数多いな…

 

「…宿代が無いって事だけなら、私の家に泊まっても良いのよ?」

 

「気持ちだけは、受け取っておきます…」

 

 その提案は嬉しいんだが、ボロを出す確率が高くなるので、それは最終手段にしておきたい。演技って疲れるしな。

 …もういっそばらした方が良いんだろうか。いや、でももしばれたら後から何かにつけてティエスの実を俺に食わせようとしてくるんだろうなあいつら。

 もう女になるのは御免だ。女性が美人に憧れる理由が分からなくなるくらいには嫌になった。だからばれちゃ駄目だ。

 

「でも、もう全部の店は回っちゃったよ?どうするの?」

 

「…どうしましょう。」

 

 もう最終手段をきるべきか、それとも…

 

「よう!そこのネーチャ」

「やかましい!」

 

「グハァ!」

 

 全く…こんな時でもナンパが来るのか…

 

「…随分手馴れてるみたいだけど、いつもこのやりとりを?」

 

「ええ。まあ。」

 

「…なんだか突然心配になってきたわ。と、言う訳で、私の家に泊まるのは強制ってことで。」

 

「ちょっ!?」

 

 まさかの強制!?

 このあと、しばらく反対したものの、結局俺の方が折れて、今日からギーナの家に泊まる事になった。ボロ出さんようにしないとな…

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