第六十九話 俊太の戦い?何言ってんだこいつ!?
なんか明日からまたパソコンが使えるようになるそうです。しばらく(二日)。
「なんだテメェは!?」
「俺は…そいつの彼氏候補だ!」
ハァ?俊太は何言ってんだ?
…あ、そうか。こいつらを引き付けるためか。なるほど。この場においてはかなり有効は発言だな。
「ハァ?候補だぁ?ふざけてんじゃねぇ!」
俺の腕を掴んでいる奴以外は、俊太に殴りかかっていく。ちなみに殴りかかっていくのは二人。俊太は喧嘩慣れなんてしているのだろうか?
「無駄だ。」
俊太が呟くと同時に、殴りかかっていった二人の動きが遅くなった。
「な!?なんだこれは!?」
「おい!お前は俺達に何をした!?」
動きが遅くなった二人は、うろたえつつ、俊太に訊いた。
「俺は能力持ちでな。速度を操る事が出来るんだよ。ま、方向を変えたりとか速度をゼロにしたりとかは出来ないがな。」
それが俊太の能力か…
以前、世界の意思から告げられたからかいろいろありすぎて多少のことでは驚かなくなったからかどうかは分からないが、俊太の能力が明らかになった事で驚く事は無かった。
「ちっ!能力持ちとは面倒な!」
「おっと、これ、攻撃にも充分使えるんだぜ?」
俊太は一歩で相手に近づき、かなりのスピードの拳を、奴らに叩き込んだ。
「ぐあ!?」
「うあっ!」
拳を叩き込まれた二人は気絶する。
「ほう…良いだろう。俺が相手をしよう。」
俺の腕を掴んでいた奴は、ようやく俺の腕を離し、俊太と対峙した。
「行くぞ!」
俊太は踏み出し、腕掴み野郎の目の前に移動する。
「うおおおお!!」
「オオオオオ!!」
二人の拳は交差する!
と、思ったらあっさり俊太が先に殴りました。んで、勝利と。
…つ、詰まらない…全く面白くねぇ…
「勝った!やったぜ!」
気絶した腕掴み野郎には目もくれず、俊太は勝利に歓喜した。
「あの!大丈夫ですか!?」
「え?はい、何ともないです…」
突然話しかけんなビックリするだろ。
というか、あんなに喜んでたのに、切り替え早すぎだろ。
「良かった!もし良ければ付き合ってください!」
「…はあ?…ああ、そう言うことですか…ごめんなさい。」
あ、危ない所だった…口調が素に戻りかけてた…
ボロは無かったよな?
「何故だああああ!」
そりゃそうだろ…ていうか、さっきのアレ、本気だったのか?
「せめて!せめてお名前だけは!」
何かその台詞は俺が言わなきゃいけなかった気がする。が、気にしない。あ、偽名考えてなかった。どうしよ。
「…私は…ルーマ。ルーマです!」
一秒くらいの思考を経て、出てきたのがこれだった。
「ルーマ…良い名前ですね!」
なんか嬉しいな。自分で考えた名前が誉められるってのは良いな。
「ありがとうございます。あと、助けてくれてありがとうございました!」
俺は微笑みながら言った。まあ、助けてくれたことに対する、せめてもの贈り物だ。
さすがに俺は別に助けられなくても何とかなったとかデリカシーの無いことは言わない。
「あの~わたし達は…」
あ、そう言えば皆居たんだった。忘れてた。




