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第六十七話 チャラ男撃退術?それは危険だ!?

 …なんか、チャラ男が話してたけど、俺じゃないよな?絶対に違うよな?

 

「そこの黒髪のネーチャンだよ!なあ、遊ぼうぜ?」

 

 ……分かった。ものすごく認めたくはないが、俺がナンパされてるみたいだと言う事が分かった。

 精神がゴッソリ持ってかれた気分だよ、アハハハハハ…

 まあ、とりあえず断るか。

 

「…ごめんなさい。」

 

「まあまあ、そう言わずにさ!ホラ!ついて来いよ!」

 

「ごめんなさい。」

 

「まあまあ、そう言わずにさ!ホラ!ついて来いよ!」

 

「…ごめんな」

「まあまあ、そう言わずにさ!ホラ!ついて来いよ!」

 

 無限ループだと…!く、断る途中で被せやがって…!めんどくせえ…ナンパの撒き方なんて俺が知ってる訳無いだろ…

 ウ~ム…あ、そうだ。おどかそう。

 え~と、まずはアレを魔法で演出だけ再現して、漫画とかでよくある、怒られて萎縮するみたいな要領で魔法で威圧感を…良し。

 

「…しつこい…!」

 

「あ?…おお!?な、なんだこりゃ!?」

 

 俺は一言呟くと同時に、超が付く戦闘民族のように、光系統の魔法で、金色のオーラを出し、金髪碧眼になったかのように演出し、更に風系統の魔法で、

 オーラの勢いで風が起こっているように見せ、ついでに髪も上に逆立つように見えるようにする。

 もちろん、魔法による威圧も忘れない。廃屋で似たような奴を食らったため、魔法で威圧できることは分かっている。

 

「ヒ、ヒイイ!に、逃げろーーー!!」

 

 チャラ男が凄い勢いで逃げていった。なんか効果ありすぎな気がする。まあ、助かったし、良いか。

 

「おおおおお!!あれがスーパー」

「止めローリングソバット!!」

 

「ぐあああああ!!!」

 

 俺は何だかよく分からないが、その台詞に危険を感じたので、発言者にローリングソバットをかました。魔法による身体強化は、少しだけしていたりする。

 あ、危なかった…何がかは分からんが、危なかった…

 あれ?こいつスゲー俊太に似てる気が…

 

「さすが、スー」

「黙れ。」

 

 発言を今度は威圧感で止めた。

 

「…そのネタを知ってるって事は、君が守みたいだね。」

 

 な!?火太郎!?

 …無駄かもしれんが、とりあえず、しらを切っておくか。もしかしたら…

 

「無駄よ。そのネタはこの世界では無いネタ。わたし達の世界のネタよ。もう言い逃れは出来ないわ。守。」

 

「…大人しく認めて…」

 

 …もう、無理だ…

 というか、異世界の皆が置いてけぼりを食らっているのは気のせいか?

 

「…違うんで」

「言わせるとでも思うのか?バレバレなんだよ、守。」

 

 くそ…諦めたと見せかけてしらを切る作戦失敗か…

 俺は、ちょっとやってみたかったネタのせいでばれるという間抜けなばれ方をしたのであった…

このネタは危険すぎただろうか…

まあ、名前出してないから大丈夫…でありますように…!

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