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第五百九十一話 衝撃のうんちく?現実味のあるシャレ!?

あけましておめでとうございます!今年もよろしくおねがいします!!(ラスト近いけど。)

 

「私には、彼女の居場所が分かる能力があります。」


「随分とピンポイントな能力でしゅね…」


「そうではなく、私の能力を応用すれば彼女の居場所が分かるという意味です。」


「なんだ、なら早くそう言えばいいんでしゅよ。」


 もっといろいろできる癖に。


「付いて来てください、彼女の元に案内します。」


「了解でしゅ。」


「私の能力ですが…原理としては、彼女が保有している膨大な神の力を感知しての探知です。

 これにより、能力持ちを探知することも出来ます。」


 なんかうんちくが始まった。

 面倒だし聞き流してしまおうか。


「能力持ちを?神の力となんの関係があるんでしゅか?」


 俺とは対照的にクラウンは興味深々だ。

 よっぽど知的好奇心が旺盛らしい。


「おや?知らないのですか?

 能力持ちの能力の源は、神の力の結晶。❝神の欠片❞と呼ばれています。」


「ファ!?初耳でしゅよ?!」


「マジで!?

 じゃああれか?俺たち能力持ちは神技を使えるってことか?」


 聞き流そうと思っていたら衝撃の事実が判明したので、会話に参加する。


「使っているではありませんか。

 限定的ではありますがね。」


「限定…まさか、能力自体が神技ってことでしゅか?」


 察しが良い、博識なだけはある。

 いや、俺は分からなかったけど。上からでスイマセン。


「そうです。

 ちなみに、神の欠片は能力持ちの魂に直接刺さっています。

 では何故神の欠片が生物の魂に刺さっているのかですが。

 はるか昔、破壊神と創造神が争いました。その争いは熾烈なもので、破壊神は滅び、創造神は破片になってしまいました。

 創造神の破片はありとあらゆる世界、時代に散り、そこにいる生物の魂に刺さりました。それが神の欠片です。」


 長い。

 歩いている間は暇だったしさわりが衝撃的だったので聞いていたが、長かった。

 勉強にはなったけどな。


「……なんでそんなに詳しいんでしゅか?」


 語りすぎてしまったらしい。ここまで詳しければ何故知っているのかも気になってしまうものだろう。特に、好奇心が旺盛な奴には。

 どうすんだよ女神様。


「神話ですよ。

 私が居た世界にはそう言った伝承があるんです。」


「そうなんでしゅか。」


 うまくごまかした。

 女神様本人はなんとかなると思っていたのだろうが、こういうわざと出したボロみたいなやりとりは味方の方がハラハラするのでやめてほしい。


『ボロはわざとじゃないんじゃない?うまくごまかしたけど、女神様は結構ドジだし。』


(かもしれないな。)


『黙りこくってさっきのようにボロを出されたら困りますからね。貴方が。』


(ニヤけてしまって申し訳ありません。)


「あ、ここですよ。

 彼女はこの部屋の先にある部屋に居ます。」


「この部屋には絶対に何かありましゅよね…」


 ボスの部屋の前には何かしらのイベントがあるというのはゲームではよくあることだ。

 彼女がそんなセオリーを守るかどうかは微妙だが…


「気を付けろ、仲間のリタイアイベントかもしれない。」


「罠で全滅イベント、という可能性もありますよ?」


「怖い会話をするのは止めてくだしゃい!シャレになりましぇん!!」


 どちらもあり得る話だ。現実味があるだけに恐ろしい。


「では開けますよ…」


 とりあえず扉の直線状から離れ、かつすぐに突入できる斜め後方の位置に着く。

 クラウンはその後ろに付き、女神様が俺たちの反対側から扉を開ける。


 キィィ…


 ゆっくりと扉が開かれる。

 開かれた扉を3人でほぼ同時に覗く。

 俺が居た。


 バタン


 閉じた。


「守さん、いつ瞬間移動したんですか?」


「……言いたいことは分かる。

 でも俺は何もしてない。鏡でも置いてあったんだろ。」


 ガチャ


「おい、何故閉める。」


「待ってろ。」


 バタン


「鏡が一人でドアを開けますか?一人芝居は止めてください。」


「だから俺は何もしてないって。」


「ちょっと事態が呑み込めないんでしゅが…あれは何なんでしゅか?」


「なんなんだって…なにがだ?」


「アレのどこが守なんでしゅか?

 確かに面影が見え隠れしてましゅが、髪は短いでしゅしそこまで女っぽくありましぇんよ?」


「そこまでとはなんだそこまでとは。」


「あ、そう言えば貴方は知りませんでしたね。

 守さんの今の顔は、私が変えたものなんですよ。」


「えぇ!?」


 …そうか、ようやく理解できた。

 クラウンに初めて会ったのは、罰によって女神様に顔を変えられた後。だから以前の俺の顔を知らないのか。


「そして、そこに居たのは前の俺と同じ顔をした誰かだ。」


「……じゃあ、なんでその守さんがこの部屋にいるんでしゅか?」


「知るか。

 大方例の彼女がどうにかこうにかしたんだろ?」


「早く来い!」


「黙ってろ!もう一人の俺は瑠間だけで十分なんだよ!!」


 ドアを閉めようとするが、動かない。

 まるで固定でもされたような感覚だ。


「言っとくけど、俺はお前より強いぞ。」


 ドアをよく見ると、出した覚えのない黒い障壁がドアを押さえつけている。

 そっくりさんか何かかと思っていたが、俺と同じ能力…


「まさか…」


「そのまさかだ。

 俺は平行世界のお前。高壁守だ!」

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