第五百四十七話 お言葉に甘えて?なんか理不尽!?
この話は!
本日のエイプリールフールにのっとり!
本編とは全く関係の無い大嘘話となっております!!
翌日。
「貴様程度に遅れを取る、この俺ではないわ!」
「お前の学校はあっちだろ!さっさと行け!」
心だけは中二時代なので、同じ学校だと勘違いしている太郎を送り。
「奴には結果が分かっている…
だが、私は奴の手のひらで踊ったりはしない!」
「理科の実験くらいプリント通りにやれよ!」
理科の実験で先生の指示に背く光を抑え。
「つまらん。
既に分かっている公式を学ぶなど…あくびが出る。」
「まあ、お前は予習してるからな。」
予習して得意げになっている火太郎をおだて。
「運命を共にする者よ、迎えに来てやったぞ。
だからその…少し2人で話さないか?場所は」
「ゴメンな、今向こうのドンパチ合戦を止めなきゃならないんだ。」
少し遠くで魔法を打ち合っている中二共の頭を冷やし。
「誰でもいいから助けて!」
「お前どうやって来た!?」
どうやら異世界に置きっぱなしだったらしい世界を移動する事ができる障壁を使ってきたギーナを助けに行き。
「……疲れた。」
「寝転がるならソファーじゃなくてベッドにしな。」
「愚痴に付き合ってください。」
「…ちょっとなら聞いてやるよ。ほら、言いな。」
では、お言葉に甘えて。
「太郎の奴記憶はあるってのになんでこっちの高校に来ようとしたんだよ!確かに中学校は同じだったけどさ!!
光は絶対知ってたよな!?今回の実験は失敗すると危ない奴だって!!先生が前々からそう言ってたのになんで背こうとするんだよ!?自由か!?自由って奴なのかええ!?
火太郎は確かに真面目なやつだ!休み時間とか放課後とかも教科書開いてるし、遊ぼうとしてもたまに勉強中だから切りいいところで止めていくとかなんとか…これ愚痴じゃねえ!友達の自慢じゃねーか!あいつ別に悪い事してねえ!!
放課後はなんで普通にこの世界の道路のど真ん中で魔法使ってんだよ!女神様の力でなんとかなってたみたいだけど、そのおかげで津瑠がちょっとかわいそうだったじゃねーか!わざわざ待ってくれてたってのに!!
ギーナも無理なら預かるとか言うな!向こうも向こうでメチャクチャだったじゃねーか!!」
「……落ち着いたかい?」
「…ハ~…
ああ、ある程度は。」
人に話を聞いてもらえるとスッキリする、という話はよく耳にする。
今回もその例に漏れず、俺の心を多少なりともすっきりさせてくれた。
思いっきり叫び倒したというのもあるかもしれない。
「これをあと4日か…きついってレベルじゃねーぞ、身が持たない…」
「なら、その前に解決すればいいんじゃないかい?」
それができれば苦労はしない。
まさか、母さんは既にその方法を知っているというのだろうか。
「どうやってだ?」
「そんなもん自分で考えな。」
なんか理不尽だ。
「でも…解決する方法を知ってそうな奴を、お前は知ってるんじゃないかい?
例えば、女神様、だったっけ。とかさ。」
「………」
確かに、女神様なら今日一日で何かをつかんでいるかもしれない。話を聞いた方が良さそうだ。
『結論から言いましょう。ありません。』
「誰だい?」
『ご紹介に預かりました。女神様です。』
「アンタがそうかい。
確か、家の息子を娘風にした張本人だったか…」
『それで合ってます。』
そう言えば女神様と母さんは初対面だったな…対面してないけど。
あと、娘風言うな。
「まあ、それはいいさ。
顔が変わろうが、それどころか姿かたちが変わっても守が家の息子ってことに変わりは無いんだ。
強いて言うなら、もうちょっと父親の面影を残して欲しかったか…」
息子、と言う言葉に妙な安心感を感じる。
女だ女だと言われ続けたせいだろうか。涙が溢れそうだ。
『それではこの女性っぽさが成り立ちませんよ。
守さんの顔は絶妙なバランスによって女性っぽさが成り立っているのです。
それを無くせば超ロンゲのチャラ男に大変身です。』
そんなバランス崩れてしまえ。
と思ったが、超ロンゲのチャラ男も嫌だ。
どの道髪はそのままだからな…世の中うまくいかないものだ。
元の顔に戻りたい。
『無理なんですよね…』
「なんだか知らんが無理らしいな。」
「畜生おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
嘘です!
この話が本編と関係無いだなんて、全て嘘です!
この話は、ガッツリ本編なんです!
嘘を仕込めるのが小説の中だけだと誰が言ったぁ!?ハッハッハ!!
嘘小説ならもうとっくに上げてんだよ、短編でなぁ!!
…はい、それ仕上げるために私は電池切れになってしまいました。
なんで5時なんて中途半端な時間帯に投稿したんだろう…別に昨日で仕上げなくて良かったのに。




