表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/630

第四十三話 避けちゃ駄目?決着は着くのか!?

 ビームがこちらに向かってくる。ビームの延長線上には下がった皆がいる。

 俺は避けてはならないと言う訳だ。もちろん障壁を空中固定で出す。

 固定しないと、どこまで下がらされるか、わかったもんじゃない。

 

「ぬう!小癪な!」

 

 ロボットがいらだたしげに呟く。ただ、このままではマズイ。

 なぜなら、俺が障壁を出したのは、俺の目の前だ。つまり、障壁が邪魔で何も見えない。

 障壁を消すわけにも行かないし、下手に動けばそこを狙い撃ちされるかもしれない。よって、今、俺は障壁の裏から動けないのである。

 この間に何か仕掛けられたらヤバイ。しかし、こっちが動くことは出来ない。いったいどうすれば…

 そうだ、一応途中までは斬れたんだ、だったら…

 準備をするか。途中で何か来ても、何とか乗り切って、倒せば良い。奴を倒す手段は、もう思いついたしな。

 俺は準備を始めた。

 

 

 

 

 

 しばらくして、ビームが撃ち終わったようなので準備した大剣を引きずりながらロボットへ向かっていく。

 大剣が重すぎて持てない。引きずってさえ辛い。

 ビームを撃ち終えたロボットは、動かない。どうやら何か仕掛けているというのは杞憂に終わったらしい。良かった。

 

「ふん、先ほども同じ攻撃をしたじゃないか。そんなもの、例え動けようが避ける必要も無い。」

 

 どうやらロボットは今、動けないらしい。ビームの反動だろうか?まあ、こちらにとっては都合が良い。

 俺はロボットに駆け寄ると、障壁で引きずっていた大剣を押し上げ、奴の右肩から左に出るように、斜め下に振り下ろす。

 

「先ほどと完全に同じか。それでわらわを倒せるとでも思うのか?」

 

 俺は剣を押しつつ、ロボットの両腕、両足、首を空中固定の障壁で縛り、動けなくする。

 

「くっ!動きを封じたとて、その剣の末路は一緒だ!」

 

 ピキッ!

 

 さっきと同じように剣に亀裂が入る。

 

「ははははは!先ほどのように剣が折れるぞ!万策尽きたな!」

 

 バキン!

 

「何!?」

 

 剣が折れる。が、まだ終わってない。剣はまだちゃんとある。折れた音がしたのに、だ。

 種明かしをすると、まず、柄を作り、次に大きな空洞になっている大きな刀身を作る。その空洞に少し隙間を空けて前述の剣より一回り小さい、同じ剣を作る。

 それをいくつか繰り返し、表面の剣が折れても、その下の剣が使える、と言う剣を作ったのだ。

 ちなみにモデルは、某ロシアの人形だ。その人形は胴体の部分で上下に分割し、中には少し小さい人形が入っている。そしてそれを繰り返す…というものだ。

 ちなみに障壁は空中だけでなく、物に固定も出来るらしい。今回はその特性を使い、刀身と柄をくっつけた。

 そして、折れたら壊れた刀身を消し、その下の刀身を使っている。というわけだ。

 

「おのれ!おのれ!」

 

 壊れては消し、壊れては消し、を繰り返していたら、あと少しで切れると言うところまで切れていた。もうすぐだ。

 

「おのれええぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~……」

 

 ロボットの体が切られた。

最近なんだかやる気が出ません…

この気持ち!まさしく五月病だ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ