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第三十五話 光達合流?何か違和感が!?

「光ーーーー!」

 

 骸骨に驚いて走り出した光が見えてきた。私はそれを見て、光に呼びかける。

 

「ギーナ!?ギーナなの!?」

 

 光が立ち止まったことを確認し、駆け寄る。

 

「あれ、模型だったんだってさ。」

 

「なんだ…模型だったんだ…」

 

 光はその場に座り込んだ。そんなに怖かったんだ…

 

「二人のところに戻る?」

 

「ううん、模型だって分かってもあそこには戻りたくないから、わたしとギーナで行動しよ?」

 

 どうやら模型と分かった今でも怖いらしい。

 

「うん、良いよ。」

 

 それを踏まえてまで戻る理由は無い。そう思ったので私は光の提案を採用した。

 

「おーい!光ーー!!」

 

 誰か来た。この声は…

 

「俊太!?」

 

 俊太だ。フォルフも火太郎もいる。

 

「どうしてここに?」

 

「そりゃ、光の悲鳴が聞こえてきたからな。なにかあったらまずいし、ちょっくら行ってみようかと。」

 

 光の悲鳴、向こうにも聞こえてたんだ…

 

「ああ、それなんだけど、模型の骸骨に驚いただけだから大丈夫よ。」

 

「ああ、なら良かったよ。」

 

 俊太達がほっとした顔をする。

 

「でも、まだ怖いみたいだから、俊太達もついてきてくれない?」

 

「ああ、良いぞ。」

 

 了承してくれたみたい。良かった。

 

「じゃあ、行こう。」

 

「ええ。」

 

 私達は守探しを再開した。

 

 

 

 

 

 

「ん?ギーナ達はどうした?」

 

 模型を調べていると、ギーナと光がいないことに気づいた。一体どうしたんだ?

 

「…模型見て逃げた光をギーナが追いかけていった…」

 

 なるほど。調べるのに夢中で全く気づかなかった。まあ、ギーナがいれば安心だろう。

 

「そうか。模型も調べたし、もう行くか。ここから先も面白いものがありそうだ。」

 

「…同感…」

 

 移図離とオレは先に進んだ。あれ?なにか探してたような…まあ、良いか。

 

 

 

 

 

 

「しかし、なんでここには窓が無いんだ?」

 

 俺は思っていた疑問を太郎にぶつけてみた。

 

「…守、ここは地下室だよ?窓なんてあるわけないだろ。」

 

 呆れたように太郎が言う。

 

「だから、言ったろ?逃げるのに必死すぎて、どこをどう通ってきたかは分からないって。しかも真っ暗だったし。」

 

「階段を階段だと知らずに歩こうとしたら転ぶんじゃないかな…」

 

「言われてみれば…でも、そんな記憶も無い…」

 

「…どんだけ必死だったんだおまえは…」

 

「想像して欲しい。後ろから火、水、雷、光線、その他もろもろが迫ってくる状況を。」

 

「めんどいからやだ。」

 

「おい!」

 

「…と言いたい所だけどあっさり想像できてしまった…必死なのも無理は無い。」

 

「分かってくれてなによりだ。」

 

 そんなやり取りをしつつも、地下室から出ようと、しらみつぶしに階段を探している。

 すると、

 

「何だこの壁は?ここだけ不自然だ…」

 

「なんだって?」

 

 壁を触っていると、触り心地が違う場所があることに気づいた。しかも人一人が通れそうな面積だ。

 

「確かに違うな…」

 

 太郎も確認する。やはりここだけ違うらしい。

 

「太郎、どけ。」

 

「ああ…?」

 

 太郎をどかし、障壁を出し、妙なところを突き破る。

 

「…ナニソレ?」

 

「さっきの話に出た、障壁だ。それより、やっぱりここの先に空間があるらしい。行くぞ。」

 

「…確か、魔法が使えるんだっけ?それで光を出せないの?」

 

「…あ。」

 

 その手があったか。

 俺は魔法で光を出し、今空けた空間へと入っていった。

本当にいつキャラ紹介を入れようか…

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