第三百二十五話 母さん直伝?一難の後に!?
一話目。
書いてる途中で昼食とってたので遅れました。ラーメンだから仕方ないんだ。伸びる…
あと、感想パワーでやる気と書く気が全快になった作者は、四分間で五百文字書けるのだ!
…多分見間違いです。すいません…見間違いですよね?
ヤバイ!ヤバイ!ヤ~バ~ババイじゃない!とにかくマズイ!
このままでは守オカマ疑惑がクラス内から学校中に知れ渡り、しばらくは肩身の狭いことに…
「どうすんだ!どうすんだマジで!?」
「え?私何かした?」
「またか!それだよその喋り方!」
「って、そうだった!」
「やっと気付いたかこのたわけぇ!?」
「落ち着いて!私にいい考えがある」
「それは駄目なやつだろ!フラグ的に!」
「いいから!とりあえず深呼吸でもして落ち着いて!息を大きく吸って~、吐いて~」
「急に言われてもでき」
「なら、母上直伝精神分析チョップ!」
頭に軽い衝撃がきた。
その瞬間俺は正気を取り戻し、落ち着くことが出来た。さっきまで軽い錯乱状態になっていたようだ。
以前にもこんな事が…あ、前は母さんにされたんだ。恐らくギーナは俺の母さんにならったのだろう。
「…ありがとう。落ち着いた。」
「このチョップ便利ね…習っておいて良かったわ。
とにかく、私に合わせて。」
「合わせる?」
「いいから。はあ…この喋り方はきついな。精神的にくるものがある。ギーナもだろ?」
「え?う、うん…」
「まったく、俊太もなかなか酷い罰ゲームを思いつくもんだよな。喋り方を交換しろだなんてさ。」
その瞬間、反射的に俊太を見てしまった。
俊太はというと、俺!?みたいな顔で自分の顔を指差している。
ふと、ギーナをちらりと見る。すると、合わせろよ?さもなくば…と言っているような視線を俊太に投げかけているところだった。
「あ、ああ!なかなかの罰ゲームだろ?というか、喋り方元に戻すなよ。まだ罰ゲームは続いてるんだぞ?」
なんとなく俊太の顔に冷や汗が見えたような気がしたが、気のせいだろう。
さて、クラスメイトの反応は…
「なんだ、俊太のせいだったのか。」
「まあ、あのトラブルメイカーのことだから納得がいったわ。」
「守はオカマに程遠い存在だしな…顔以外は。うっ!?殺気が…」
俺をオカマ扱いしたクラスメイトC。何回殺気を浴びせられれば気が済むんだ?
と、軽くテレパシーでも出来てしまいそうなほど強く念じたあとに、ギーナの策がうまくいったことに安心を覚えた。
俊太のトラブルメイカーを利用するとは…やはり入れ替わっても天才は天才だな。
「でも…」
ん?なんかいや~な予感が…
「あんなに授業中見つめられてたし、今も居候とはいえあんなに親しく話してたから…ひょっとして二人は恋人同士?」
「「………はぁ?」」
何を言ってるんだ?という二つの視線がクラスメイトBに降り注ぐ。
「ほら息ピッタリ!もしかして見せつけてんの!?」
「なんだと!?お前もリア充だったのか!いつも彼女居ないって言ってたから信じていたのに…爆発しろ!!」
「そんな女々しい顔でどうやってそんな美人さんを捕まえ…うっ!?殺気が…」
…クラスメイトCには一旦地獄を見せたほうがいいか?
というか、殺気が…のくだりがやりたいだけな気がしてきたな。
お遊びで女々しいとかオカマとか…マジで一旦地獄を見せたほうがいいか?
「ギーナ、顔が恐い。」
あ、顔に出てたか。
「もしかして、今の女々しい発言で…」
「ますます疑惑が大きくなったと言うわけだな。爆発しろ。」
俺は上を見る。
そこにあったのは青い空…ではなく白い天井。しかも窓に目を向けると曇っていた。
遠い目をしつつもギーナの冷たい視線やクラスメイトの間違った議論を流しながら、ひたすらボーっとしていた。
なんで人はこんなに恋人を増やしたがるのだろうか。爆発しろだのなんだの思っているくせに…
結局、人は恋愛の話が大好物なんだと少し強引に結論を出してまた授業風景を見る。
もちろんあんな事を言われた後なので気は進まないが、それでも気になるのだ。
何故なら今は数学の授業…今まで習ってきた方程式をギーナが知っているわけが無い。
異世界の小学校みたいなもの(エレスだったっけ?)のカリキュラムは分からないが、高校レベルとなると心配になってくる。なにしろ、十歳で卒業だからな。
教室の中はやはりと言うべきか、ギーナに視線が(心なしかさっきよりも)集まり、先生も少し授業しにくそうだ。
「ではこの問題を…そうだな。高壁、解いてみろ。」
そんな時だった。先生がギーナに当てたのは。
恐らくこの授業しにくい雰囲気はギーナにあると察知した先生が、軽い仕返しに当てたのだろう。
大丈夫じゃないよな!?これってもしかしなくてもピンチだよな!?




