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第三十二話 どっかに出かける?なんか俺大丈夫か!?

「…誰かなんかない?」

 

 何か遊べることはないか、考えては見たが、何も出てこない。

 こういうときほどなかなか面白いことは思い浮かばない。

 

「じゃあ、近くの廃屋探検ってのは?」

 

 俊太が提案してきた。

 

「近くにそんな場所ってあったっけ?」

 

 だが、そんな場所あったかどうか、俺には該当するところが無い。

 

「わたしは知らないわ。」

 

「僕も。」

 

「…同じく…」

 

 どうやら他の三人も知らないらしい。

 

「まあ、俺もつい最近見つけたトコだしな。それに、けっこうぼろぼろで、雰囲気あるぜ?」

 

「なんかそれ嫌な予感しかしないんだけど…」

 

「ギーナ、こいつと一緒に居ると、こんなことしょっちゅうあるんだ。俺たちにとっては今更だ。」

 

「じゃあ、何で乗るの?」

 

 そりゃ決まってるだろう。

 

「「「「面白そうだから。」」」」

 

 俊太以外の親友でハモる。お前らもか。

 

「そうなの…」

 

 ギーナ、諦めろ。

 

「よし!そうと決まれば、行くぞ!」

 

 俺たちは準備を始めた。

 

 

 

 

 

 

「…けっこうでかくね?」

 

 俺たちは件の廃屋に着いた。廃屋は結構大きく、元々屋敷だったようだ。

 

「ぼろぼろだな…」

 

「まあ、これを見つけたときは驚いたよ。だってこんないかにもな場所があるなんて…なあ?」

 

 まあ、驚くだろうな。どこのホラゲーだよってくらいホラゲーの廃屋そのままだしな。

 

「じゃあ、行くか。」

 

 俊太がとりしきっている。あの俊太のことだ。ここでなんかあるに違いない。

 そう思って周りを見ると、皆も同じようなことを考えてる顔だった。そんな顔をしつつ、皆は廃屋に入っていく。

 

 

 

 

 

 

「中は暗いな。」

 

「そりゃ電気は通って無さそうだし。」

 

 中に入ってみると、真っ暗だった。

 …もう帰りたい。嫌な予感しかしない。なんだか寒気がしてきた。

 

「おい、もう帰ろうぜ…」

 

「なんだよ守、お前そんなキャラだったか?」

 

「さては貴様偽者…!」

 

 フラル、俺は本物だ。いつ偽者と替わるんだよ。

 

「あのな」

 

「こいつは偽者だ!皆のもの!かかれーー!!」

 

「わーーーー。」

 

「くらえーーー。」

 

「にせものめーーーしょうたいをあらわせーーー。」

 

 皆棒読みで俺に襲い掛かってきた。

 

「きゃああああああ!!!」

 

「おい!ギーナ!真に受けんな!バカ!魔法使うなーーーーー!!」

 

 ギーナが魔法を使って俺に攻撃してくる。ぶっちゃけしゃれになってない。

 

「逃げろおおおおおおおお!!!」

 

 俺は全速力で逃げることを余儀なくされた。

 

 

 

 

 

 

「はあ、はあ…こ、恐かった~…」

 

「「「「「『…』」」」」」

 

 私は偽守を追い払い、安堵した。魔法を使った甲斐があったわ。

 

「あれ?皆、どうしたの?」

 

 なんか皆が黙り込んでいる。何があったんだろう?

 

「い、いや…今のは冗談のつもりで言ってたんだがな…」

 

 え?冗談?

 

「わたし達もそう思ってたんだけど…」

 

 え?え?

 

「ギーナ…やりすぎだよ…」

 

「なんというか…ゴメン!」

 

「…謝るなら守に謝ってあげて…」

 

 まあ、それもそうだ。

 

「んで、守だけどっかいったが、どうする?」

 

 俊太が訊いて来る。

 

「私は守を探しに行くわ。せめてそのくらいはしないと…」

 

「じゃあ、ここからは二組に分かれて探そう。一人一人だと何が起こるか分からんしな…ゲームとかでは。」

 

 怖いこと言わないでほしい。

 

「組み分けは?」

 

 火太郎が訊く。

 

「そうだね…ギーナ、フラル、わたし、移図離の組と、俊太、火太郎、フォルフで良いんじゃない?」

 

 光が答える。

 

「まあ、それでいいか。じゃあ、行くぞ!」

 

 私達は二手に分かれ、守の捜索を開始した。

今日は部活で、日中書けません…ごめんなさい。

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