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第二百七十九話 現実でうまくいくのか?墓穴掘ってた!?

二話目。

ようやくお詫びが書き終わりました。

興味がある方は、活動報告の”お詫びの小話”をご覧下さい。

遅くなったお詫びのために遅くなるとは…なんという本末転倒。

 俺は逃げているうちに離れてしまった家に戻っている。

 ミッションは簡単。まだうろついているであろう奴らから逃げつつ、家に帰ることである。

 母さん、リセス、フォルフ、ルドは俺を追ってきたやつらの中には入っていなかった。だからその四人を、必要なら父さんもこちら側に引き込み、皆を説得する。

 それでミッションはコンプリートだ。


「守ぅ~!!」


 おっと、そんな事を考えていたらフラルの声が後ろの曲がり角から。第一関門ってとこか。

 さて、魔法を使って振り切るのは面倒だし、なにより魔力切れでこの前の失敗みたいな事はしたくない。

 というと、必然的に隠れると言う選択肢が選ばれる。だが、この辺はゴミ捨て場しかない。住宅は塀で囲われていて、他人様の敷地に入ることも出来ない。

 となると意を決してゴミ捨て場に…ん?あれは…いや、確かにアレに隠れるゲームはあるが…現実はそううまくいくのか?


「どこにいるぅ~!!」


 迷ってる時間もないか。これに隠れるしかない!

 フラルのものと思われる足音が近づいてくる。さて、ばれなきゃいいが…


「そこにいるのは分かってるんだぁ~!!」


 分かっていると言っている割には俺から足音が離れていくな。通り過ぎてるし。


「あ!あれは!待てぇー!守ぅー!」


 という声を残し、フラルの足音は明後日の方向へ行った。俺ここにいるんだけど。


「何を勘違いしたのやら…」


 俺はフラルの足音が聞こえなくなった事を確認してから、段ボール箱の中から出てくる。

 そう。俺がゴミ捨て場で見つけたものは段ボール箱だ。まさか本当にうまく行くとは…ゲームも侮れないな。


「さて、また出発…」


 なにやら足音が聞こえてきた。それも二つ。フラルが走り去ったと思われる方向からだ。

 もしフラルが戻ってきたならヤバイ。と思った俺はまた段ボール箱の中に急いで隠れる。


「こっちから守の臭いがしたって本当ぉ~?」


「うん、間違いなく。あたしの鼻は信用出来るほどの実用性がありま~す。」


 まさかフラルだけでなくキャビも一緒とは…しかもアイツ鼻が利くなんて聞いてないぞ。確かに獣人って聞いてたけどさ!


「でも、ここはゴミの臭いのせいで良く分からないんだよね~。」


「それじゃあ意味無いんじゃぁ~…ん?何だあの黒い毛みたいな物ぉ~?」


「え?どれどれ?」


「ほらぁ~、あの箱から出てるあれだぁ~。」


「あ、本当だ。」


 箱から出てる黒い毛…俺の髪の毛じゃねえか!

 箱は、今俺が隠れてるやつしかない。よってはみ出してるって言う黒い毛みたいなものは俺の髪の毛だ。

 急いで隠れたからはみ出ちゃってたんだろうな…女神サマの馬鹿!


『私は馬鹿ではありません!ちょっとドジなだけです!!』


 あ、女神様ドジだったんだ…って、いつの間にか突然聞こえてきた声と自然に会話できるようになっちゃってるよ俺。


『しまった!墓穴でした!ではここで!!』


 …なんだったんだ今のは。


「これどうするの?」


「箱を開けてみよぉ~。」


「危なくない?」


「大丈夫ぅ~。」


 ハッ!いつの間にか二人がこの箱を開けようとしている!なんとかして乗り切らないと……

 …うまくいかないとは思うが、この手で行くか。


「にゃ~。」


 …割とうまく真似できたな。


「………猫?」


「これ尻尾だったんだね。」


 よし!うまくごまかせ


 スッ


 …え?


「誰がこんなイタズラを…まったく、猫もかわいそ…」


「……」


「……よ、よう…じゃあな!」


 ……何が起こったんだ?

 俺は呆然としつつも、何とか走ってその場からとんずらした。

 あの二人も何が起こったか良く分かっていない様子だ。俺も良く分からない。

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