第二十六話 友達襲来?言い訳は成功か失敗か!?
今回はもう投稿終了です。
少なくてごめんなさい。
「いらっしゃ~い。ご注文は?」
「冗談は結構!さあ、あんたの部屋で話を訊くわよ!」
「あ~れ~」
俺は光に連れられ、俺の部屋まで連行された。
来た奴らは、丁寧なしゃべり方の日野火太郎、火太郎より粗雑なしゃべり方の早木俊太、普通のしゃべり方が吉野光、いかにも口数が少なそうな、渡移図離の四人だ。
この四人は出会った時期、理由こそバラバラだが、皆仲の良い、バカのできる最高の友達だ。
「さて、訊かせてもらうわ。」
そんなことを考えている隙に部屋に着いたようだ。
「せっかく来たのにそんな話で良いのか?」
「いいのよ。」
「もち。」
「目的の一つがそれだし。」
「…いい。」
……満場一致とは…
「では、発表します!この一週間俺は…外国の親戚の家に居ました!」
「嘘だね。」
「嘘か。」
「嘘よ。」
「…嘘。」
誰も信じない。
「なっ…何故だ!?」
「あんたの嘘が私達に通じると思う?」
「思う!!」
「ほう…」
「へえ…」
「…」
「良い度胸じゃない。」
ちょ、四人とも恐い。あと移図離、何か言え。
「五万下さい。」
「あげないよ?」
「間違えた。ごめんなさいこの野郎。」
「ゼッテー許さん。」
「ほんとにごめん。」
「埒が明かないから許す。」
「で、本当は?」
「本当に外国の親戚の家に行ってたんです信じてください。」
「なんで連絡が無かったの?」
「本当に急な話だったからだよ。」
「急でも連絡ぐらいは…」
「忘れてましたすいません。」
「…」
「何か言え。」
「ばればれ…」
「え!?」
「だから、その程度の嘘ばればれよ。ねえ、火太郎、俊太。」
「え!?う、うん。」
「も、もちろんだ…」
嘘だな。三人してあきれた顔をする。
「お、おい!なんだよその顔!そんな顔してるって事は、嘘だったんだな!?」
「だからそう言ってるじゃない。で、」
「なんで」
「嘘を」
「…ごま油…」
ぶふっ!なんでごま油!?
四人は笑い転げる。…あれ?移図離も笑ってるような…気のせいか。
「ちょ!そこは合わせなさいよ!…フフッ」
「そうだよ!…そこは…クッ…ついたの、でしょ!…あはは!」
「ハハハハハハハハハ!!!」
「…ボケる…チャンスだと…おもっ…フフ」
自爆すんな。…ブフッ
「「「「アハハハハハ!!!」」」」
しばらく四人で笑い転げた。
「で、なんで嘘をついたの?」
光が訊いてくる。なんて言えば良い…いっそ正直に
「それは異世界に行ってたからよ。」
そう言いながらフラルが出てくる。
「おい!ばらすな!」
「…異世界?」
「嘘をついてる…様子は無いわね。」
「おいおいマジかよ…」
「皆!あの人に関しては何も言わないの!?」
案の定混乱した。めんどくせえ…
追記 感想での指摘があったため、「外国に行っていた」から「外国の親戚の家に行っていたに変更。
あまりにも遅かったのは思い付かなかったからです。ごめんなさい。




