第二十二話 俺の親登場?信じてくれるのか!?
まずい、どうすればいいかわからない。
経った日数は日付も表示されるデジタルの電波時計で確認した。一週間行方不明になっていたのはほぼ確定だろう。
母さんに何て言えば良い…異世界に行ってたなんて信じてくれるかも分からない…というか信じないだろう。
いや、今はこの状況をなんとかしないと…とりあえず…
「ごめんなさい。」
謝れば…良いんじゃないか?
「守!帰って来てくれたんだね!」
そう言って母さんが抱きついてくる。
もう訳が分からない…
「聞きたいことはいろいろあるけど…まあ、とりあえず父さん呼んでくるわ。」
「………」
母さんは部屋を出て行った。とりあえずなんとかなったのだろうか…
訳が分からない…
しばらくして、父さんも来た。日曜日だったため、仕事は休みだったらしい。
「とりあえず、この一週間何をしていたか、話してもらおう。」
父さんが何か恐い。
「…分かった。信じがたい話で良ければ…」
「ふざけるな!」
やはり父さんは機嫌が悪いようだ…親って恐い…
「おまえがいない一週間、どれだけ周りが心配したのか分からんのか!母さんも!お前の友達も!俺も!どれだけ心配したか!」
考えてなんていなかった。帰ることにかまけていて、その間この世界の皆がどれだけ心配していたかなんて。
俺は自己嫌悪しそうだったが、なんとか返事した。
「ごめん…でも、ふざけてなんかいない。実際この一週間は信じがたいことばっかりだったんだ。だから…」
「わかった。話を聞こう。」
俺は異世界であったことを全て話した。目が覚めたら突然森の中だったこと、フォルフに追いかけられ、絆を結んだこと、ギーナに助けられたこと…補足などをはさみつつも話している途中、父さんも母さんも終始無言だった。
「済まなかった。」
話が終わると、突然父さんが謝ってきた。
「お前はお前で大変だったんだな。それなのに勝手にどっかほっつき歩いてるだけだと思っててな…俺は父親失格だ。」
「そんなことは無いよ。父さんの言ってたことはもっともだし、俺、この世界で皆がどうしてるかなんて…か、考えても見なかった。本当に謝るのは俺の方だよ。」
一回遠い目しながら考えてたことを途中で思い出してしまった。
そういうことじゃないからあれはノーカンだ、ノーカン。
「そうか。そういってくれると助かる。」
む?
「あ、そうそう、ここのお友達にも、後で顔を見せてあげなさいね。父さんも言ってたけど、皆心配してたから。」
「えっと…今の話…信じてくれるのか?」
「え?嘘だったの?」
「いや、嘘じゃないけど…なんかあっさり信じてくれたから…」
「ああ、わたし達も似たような事があったし。」
「「「『え!!??』」」」
今なんつった?似たような経験?さらっと爆弾落としやがった!?
今日四話投稿できるか、微妙なところです…
でも!最善は尽くします!




