表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
202/630

第百九十三話 形だけの観光名所?ギーナのカミングアウト!?

一話目。

書いていたら2000字を越えたので、次回と分ける事に。

一、二時間の睡眠でここまで起きられるとは…

これもファイト一発でおなじみのリポビナントカの力か…

余談ですがリポビナントカの説明書きを見て、十五歳未満は飲んではいけないことを初めて知りました。びっくりしたなぁ…

まあ、作者は十五歳越えてますし、法律で定められてるわけじゃありませんが。

 あの後、各々自己紹介をした。

 どうやら小さい少年がウィドで、俺たちと同じくらいの少年がライらしい。

 

「……で、本題に入りたいんだが…あの風車は何なんだ?」

 

「ああ、前の村長が村興しのために造ったらしい。

 だが、作ったはいいものの全く動かず、動かずの風車と言って観光名所にしようなんて話になったらしい。

 それで、動かなくても取り壊される事はないんだ。まあ、村興しに貢献してるかどうかと言われればそうとは言えないが。」

 

「要は形だけの観光名所って事ね。」

 

「おっ、うまい事言うな。ギーナ…って言ったか?まさにそんな感じだ。」

 

「いや、そうじゃなくてなんであの風車は夜に動いてたんだ?移図離から聞いたぞ。

 夜にあの風車が動いてたってな。」

 

「…話されてたか。」

 

「ばれてたなら仕方ないよね、僕が言うよ兄ちゃん。あの風車を動かしてたのは僕なんだよ。」

 

「は?」

 

 あの二人を除く皆が、どうやって?と言わんばかりの表情をしている。多分俺もだろう。

 

「…話すのか?」

 

「うん。この人たちは悪い人じゃ無さそうだしね。根拠は無いけど。」

 

「……そうか。お前がそう言うなら良いだろう。」

 

「じゃあ言うね。僕は能力持ちで、風を作れるんだ。」

 

「一応、風を生み出す能力と呼んでいる…ん?お前等、なんで驚いてないんだ?」

 

 ウィドの発言に驚く者は誰もいなかった。それどころか、ああそう言うことかと言わんばかりの、納得したような表情を見せている。

 多分俺もそうだろう。

 

「え?むしろ、今のは驚くところなのか?」

 

「ああ、大体の人は少なからず驚くなりなんなりするんだが…」

 

「まあ、無理も無いと思うわ。ここにいる私達の数人は能力持ちだし。」

 

「「え!?」」

 

 あの二人は、向こうが驚くと思っていたら、こっちが驚かされた。何を言ってるかわからねーと思うが(ry

 という心境になっているだろう。少なくとも間違ってはいないと思う。

 

「えっと…誰が何の能力なの?」

 

 ウィドが訊いてきた。俺たちはそれに答える。

 

「セッシャは空を飛べる能力でござる。」

 

「俺は速度を操る能力だ。」

 

「私は光を操る能力。」

 

「僕は炎を生み出す能力。」

 

「…私はご存知の通り、転移する能力。」

 

「俺はまだ目覚めてないけど、そのうち目覚める。」

 

 太郎は目覚めてなかったか。

 

「……なんでそんな事が分かるんだ?」

 

 …そう言えば、普通そんな事が分かるわけが無いんだった。

 世界の意思に言われてたから分かっていたが。さて、どうごまかす…?

 

「知り合いにそう言われた。」

 

「…そうか。」

 

 嘘ではない。嘘ではないが。

 そのごまかし方はどうだよ…ってか、ライもライでなんで納得したんだよ!

 

「他には何があるの?」

 

「私は魔法と魔力を操る能力。」

 

「「「「「「「「「「『『え?』』」」」」」」」」」」

 

 ギーナの言葉に俺たちは驚いてハモった。

 俺だけでなく皆も知らなかったらしい。

 

「ギーナって能力持ちだったの?」

 

「ええ…言ってなかった?」

 

「「「「「「「「「『『初耳です。』』」」」」」」」」」

 

「…知らなかった。」

 

 マジか…じゃあ、能力持ちはこの中ではウィドを除けば七人、太郎がそのうち目覚めるから八人になるのか。

 …能力持ちって、本当に珍しいんだよな?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ