第二十話 ギーナの家に戻った?噂は本当なのか!?
つ…疲れた…今日は早く寝ようかな…
村に到着した俺たちは、真っ先にギーナの家に向かった。
フラルはエルフであることがばれてはまずいので、フードを被っている。
「ただいまー。」
「おかえり…って、結局帰れなかったの守くん。」
ギーナの母親…ガーニャが出てくる。
「その後ろのフードを被った子はなんだ?」
続いてギーナの父親…ギファードが出てくる。三日間名前も知らずにいた結果、ちょっと名前を忘れかけていたのは内緒だ。
「それは家の中で話すわ。」
「わかった。上がれ。」
「そんなことがあったのか。」
ギーナの家に上がり、二人と別れた後のことを話していた。
もちろんファンクラブのことは隠した。少なくともギーナ、フォルフ、フラルには。
ギーナの両親にはばれているかもしれない。でなければ俺が連れて行かれたと言われた時、顔が引きつる訳が無い。
「で、今度はフラルも一緒に泊まらせてあげてと。」
「そう。お願いできる?」
「もちろんだ。ギーナの数少ない友達だからな。」
ギーナは友達が少ないのか。友達が少ないのはファンクラブとかシンとか容姿が良すぎて高嶺の花だからとかが理由だろう。
「もう!それは言わないでよ!」
「ははは、悪い悪い。でも実際ギーナの友達が増えて良かったな!」
「これも守くんのおかげね。ありがとう、守くん。」
何か感謝された。
「いえ、俺は何も…」
「そう謙遜しなくても良いわ!」
この後、俺は褒め殺しされるかと思ってしまうほどいろいろ言われた。
ガリガリ…
今俺は円を書いている。もちろん、あの方法を試すために。…その気が無くてもダジャレっぽくなることってあるよな…
一応、五人と一匹全員で試している。理由は…
「おもしろそうだから。」
だそうだ。
よし、あとは魔力をこめるだけで完成だな。
丸に魔力をこめる。
「お…終わった。」
「こっちもよ~…」
『やっとか…』
「長かった…」
「疲れたわ~」
「皆情けないわねぇ。」
「「「「『お前は何で疲れてないんだよ!?』」」」」
皆が疲れているなか、ギーナだけがピンピンしていた。
「あ…天才だからか…」
「くう…天才め…」
『なんて奴だ…』
「わが娘ながら恐ろしい…」
「親を超えるとは…もう何も言うことは無いわ…」
言いたい放題である。
丸一日たって。
『完成したのは守の物だけか…』
「ギーナ、手を抜いてたでしょ。」
「いや、さっぱり。でもこの結果はある程度予想通りよ。」
「え?何でだ?」
何故俺のだけが完成すると…
「だって、守の魔力は、明らかに私達…いえ、この世界の人とは少し違うもの。」
「魔力が違う?」
「本質はそのままだけど、性質が微妙にどこか違う…といった感じよ。具体的にどう違うかは分からないけど。」
『やはり異世界人だからか?』
「そうかもね。」
「まあ、せっかく出来たんだし、入ってみろよ。」
「そうですね。では…」
俺は丸のところに出来ていた、真っ黒な穴に入っていった。
お休みなさい。




