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第百六十九話 嫌でも感謝?罰ゲームの期間決定!?

一話目。

 俺たちは朝食がまだだったので、朝食となった。

 が、今の罰ゲームを受けた五人は米一粒すら口に入らない小ささになっているため、パン粉を数粒くっつけたみたいなパンだった。

 それでも今の俺たちには多いくらいだったが。


「しかし、よくこんなサイズの服があったよな~」


「まったくだな。どこから出てきたのか…」


「あ、それは私が縫ったわ。」


 俊太と太郎の疑問に、ギーナが答える。実は俺も気になっていた。

 って、ギーナは裁縫も出来るのか?


「まさか私達が気絶してる間に…」


「いえ?一時期裁縫が楽しかった時期があって、その時にこんな小さい服着れるわけ無いじゃんってふざけて作ったのがあって、それが偶然あなた達にぴったりなサイズだったから着せてみたの。」


 ……ふざけて小さい服作るって…何が起こったらそんな意味不明なことをするんだ?どうせだったらもっと実用的なの作れよ…

 と言いたいところだが、このサイズになっても着れる服があることには感謝しなければなるまい。

 無かったら…多分光の家あたりから人形の服を持ってきてたかもな。

 まあ、とにかく感謝すべきだろう。

 例えそれがゴスロリ系の服だったとしてもな!!


「…何でこんなデザインなんだ?」


「いや~、どうせ着ないし、ふざけて作るんだからデザインもはっちゃけたものにしようかと」

「はっちゃけ過ぎだバカ野郎!俺達はともかく、光とデュアはもう女装になってんじゃねえか!精神的には俺たちが女装だけど!!」


 全くもってその通りだ太郎。俺は女になったときですら女物の服は着なかったのに…

 あ、リセスに化けた時にきてたあれは女物だったかもしれん…


「ギーナは男じゃないよ?何で野郎なの?野郎は男じゃないの?」


「分かってるよ!ノリだよノリ!あと、野郎は男で良いんだよ!!」


 ギーナが言うのならともかく、キャビが言うもんだから強く言えないのだろう。

 純粋なだけに余計質が悪い。


「まあ、落ち付け太郎。ここで怒鳴っても元に戻るわけじゃない。」


「…なんでお前はそんなに落ち着いてられるんだ?」


「もう慣れたんだよ…色々とな…」


「……ああ、そうか…なんかすまなかった。」


 もう既に女になった事もあったし、犬の耳が生えた事もあった。今更その上に小さくなったり幼くなったりしてももう何も言わない。


「達観系幼女か…意味不明だな…」


 俊太が何か言ってるが、気にする意味が無い。


「もうどうでも良いんだ…なにもかも…」


「守が自暴自棄になりかけているんだが…」


「ほっとけ。それよりも、俺達はいつ元に戻れるんだ?移図離。」


 おっと、会話に集中しよう。

 俺たちが元に戻れるかどうかは移図離がいつ俺たちの姿を戻すジュースを持ってくるかにかかっている。

 だからこそこの後の移図離の返答は重要だ。


「……高壁達が帰る直前ごろに。」


 …つまり、今日から二日間はこのままか。高壁達が帰るのが昨日から三日後だからな。


「…長くね?せめて今日だけとか」

「駄目。」


 移図離が即答だと…いつも少し間が開くのに…

 こうして俺たち五人は、二日間の罰ゲームを強いられた。

昨日は眠いといっておきながら改稿。

眠かっただけで眠るには至らなかったという…

追記 三日間から二日間に訂正。

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