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第百五十五話 タカミは戦闘経験豊富?そんなんで戦うのかよ!?

二話目。

明日でこの小説のジャンルがコメディーに変わります。

なんでこうなったのか…

 この試合。アンカーはリセスとあまり変わらないだ戦い方だろうが、タカミの戦い方は全く分からない。

 そもそも皆が戦うところなんて見たことも無い方が多いが、タカミに関しては誰から訊いても情報は無いだろう。

 もっとも、リセスも同じようなものだったと思うが。

 

「こちらからいきますよ!」

 

「…なんかやっぱり守が敬語って違和感が…」

 

 こら。アンカーは俺じゃない。確かにそっくりさんではあるが。

 アンカーは身体強化系統の魔法を使ったのか、タカミに向かって凄いスピードで近づく。

 

「それ!」

 

 アンカーの魔法によって早くなった拳が、タカミに向かっていく。

 

「甘い!」

 

 だが、あっさり対応される。

 タカミは近づいてくる拳を手で払いのけ、その勢いを殺さずにそのまま回し蹴りを放った。

 一連の動作を行うタカミの動作は、手馴れているような感じだった。

 

「私の戦闘経験をなめないで欲しいわね。これでもここに来る前は戦闘なんて多々あったわ。」

 

 恐らく、その戦闘というのはVRMMOであったのだろう。

 俺以外にはばらされていないが(フォルフとキャビに話したらキョトンとしてしまったため、他の皆には話してない。あと、分かってなかったフォルフとキャビは論外)タカミは未来人で、VRMMOをしていたときにここに来た。

 ゲームの中なのだから戦闘はつきものだろう。

 決して今のは現実世界で喧嘩に明け暮れてたから手馴れてるんだと思いたくないから考えた言い訳ではない。決して。

 

「まあ、私のメインは素手じゃなくて武器だけどね。」

 

 さて、これでますますVRMMOでの戦闘説が強化され、現実世界での戦闘説を信じたくなくなってきたぞ。

 まあ、後者は決して無いだろう。現実世界で武器が使えてたまるか。

 

「じゃあ、もって来れば良かったじゃないですか。」

 

「え?いいの?ではお言葉に甘えて…」

 

 アンカーの発言を聞いたタカミは、突然後ろを向き、なにやら指を動かし続ける。

 指の動きからスマホをいじってるように見えなくも無いが、そんな物は無い。

 では、タカミは何をしているのか?俺の推測だとこの後…

 

「あった!」

 

 …武器が出てくる。

 俺の推測は見事に当たった。ちなみに俺の推測を完全に言うと、タカミはVRMMOの時からあったメニュー機能の…何て言ったっけ?

 とにかく物をしまえる機能を使ったのだ。前に俺の服を預けてたから分かった。

 タカミが取り出したのは…おいおい、嘘だろ…

 

「……なんですかそれは?厚い紙を折っているように見えますが…」

 

「ハリセンよ!」

 

 タカミが取り出した武器は、ハリセンだった。

 

「………それは武器ですか?」

 

「ええ。殺傷性が無いだけ。これはれっきとした武器だよ。

 一説によるとこの武器である町に来た強大なドラゴンをたこ殴りにして追い返した事があるとか…」

 

 …それ、本当に殺傷性が無いのか?ドラゴンを撃退できる程の威力があるんだろ?それが人間だったら…

 いや、その武器が凄いのではなく、その武器を使った人が凄いのだろう。そうだと思っとこう。

 

「…と、とりあえず、気を抜くことはできませんね。」

 

「そうね。気を抜いたら負けるよ?」

 

 そう言うとタカミはアンカーに向かって近づき、ハリセンを振り下ろした。

タカミのメニューの機能の名前を忘れてしまったという…

守が覚えてなかったのは作者が忘れてたせいです。ごめんなさい。


追記 タカミの設定をばらしていないことについての理由を追加。

フォルフとキャビも聞いていたことを忘れてました。

何故こんなに忘れてしまうんだ…!(涙目)

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