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第百五十一話 その転移、最早瞬間移動?アイツが惨めキャラに!?

一話目。

遅れた理由は昨日友人と川で遊んでいて疲れ、夕食後、すぐ寝てしまったからです。ごめんなさい。

まさか普段着で二回も川に落ちるとは…

 太郎との漫才が終わり、次の試合となった。

 フラル対移図離だ。


「転移する能力をいかにして戦闘に活用するのか…見ものでござるな。」


「…また口調が変わった。そしてフラルは見る側じゃなくて戦う側。」


「第六試合、始め!」


 フラルは翻訳魔法があるのに、どうやって口調を変えているのかと考えていたら試合が始まった。

 翻訳される前の言語で何かしているのだろうと強引に自己完結させ、試合を見ることにする。

 さっき実況しようとしたらものの見事に見逃してしまったので、今回はちゃんと黙って見る。


「くらうでござるよ!」


 フラルは火の玉を放つが、当たる直前に移図離の姿が消える。


「…能力でござるか。厄介でござるな。」


 確かに移図離の能力は戦闘において厄介だ。どれだけ攻撃しようが、能力で避けられる。

 更にもう瞬間移動じゃね?というくらい転移は早い。と言うか一瞬だ。

 その為、攻撃を避けられると同時に敵は移図離を見失う。

 しかも、性質たちの悪い事に転移は能力なので、いくらでも使えるというおまけつき。能力ってホントにチートだな…

 あ、俺も能力持ちだ。


「…くらうでござるよ。」


 何故かフラルの真似をしてフラルの後ろから移図離が魔法で攻撃する。

 どうやらさっきはフラルの後ろに転移したらしい。


「当たらんでござる!」


 だが、空を飛んで避ける。


「セッシャに攻撃を当てたくば、ここまで来るでござる!ハッハッハ」

「来た。」

「ハえ!?」


 空を飛んで余裕ぶってたフラルの目の前に移図離が転移した。

 そして、フラルに移図離も火の玉が当たる。


「まさか本当に来るとは…敵ながらあっぱれ…」


 ドーン!


 あの火の玉はよっぽど高威力だったらしい。そのままフラルは飛ぶこともなく落下し、地面に激突した。

 そう。リングの外の地面に、だ。


「リングアウト!移図離の勝ち!」


「え?リング…ええ!?は、謀ったでござるな!?」


「…謀ってない、フラルが勝手に落ちただけ。」


 どうやら、移図離も狙ってなかったらしい。フラルには運が悪かったという事で納得して欲しいものだ。


「嘘だ…嘘だあああああ!!セッシャまだ戦えたでござる!やってみたかったからわざと飛ばずに落ちただけでござる!何でこうなったでござるか!」


 まだ戦えたのか。わざと飛ばなかったのか。

 そしてリングアウトがフラルの自業自得という事が判明した。マジでなにやってんだか…

 せめてもの救いは、リカバの実を節約できた事か。そう言う意味ではフラルは皆に貢献したと言えなくも無いだろう。


「ドンマイ、フラル。」


「そんな目で見るなでござる!そんなに優しく言葉をかけるなでござる!ますます惨めでござる~~~~~!!」


 …マジでドンマイだ。フラル。

三日後にジャンルをコメディーに変えます。

あらすじにも書いて置きます。

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