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第十五話 まさかのショートカット?やべえ逃げろ!?

あああ!!遅れたああああ!!!

本当にごめんなさい!

 翌朝。

 やはり疲れが取りきれることは無かった。まあ、結構な時間歩いて、昼から夕方までほぼずっとしゃべってたしな…

 

 ぐうぅぅぅ…

 

 腹減った…そういえば昨日の朝以降何も食ってなかったような…飯…

 

 

 

 

 

 俺たちは飯を食った後、すぐに出発しようとした。が、

 

「どうか…どうかワタシも異世界に連れて行って下さい!」

 

「俺も!」

 

「貴様を倒して俺はあの子に…!」

 

 何人か異世界に連れて行ってくれという輩が居た。しかも村に連行される前に俺たちを制止した奴も居るし…

 

「いや、この世界に戻ってこれるかも分からないのに連れて行けないからな?」

 

 頼む…!これで食い下がってくれ…!

 

「それでも!」

 

「分かってます!」

 

「貴様に恨みは無いが、覚悟しろ!てやっ!」

 

 飛び掛ってきた奴を障壁でぶっ飛ばしつつ、

 

「うわあああああああああ!俺は鳥だーーーーーーーー…」

 

「駄目だ!危険すぎる!」

 

 返事をした。

 

「じゃあ勝手に着いていく!」

 

「あんた、天才ね!?」

 

「それも駄目だ!」

 

 ええい!面倒だ!

 

「ギーナ!フォルフ!ちょっと来い!!」

 

「ええ…?」

 

『なにをするつも…!?』

 

 フォルフのテレパシーは最後まで続かなかった。

 なぜなら…

 

「じゃーなーー!!」

 

 俺たちだけ昨日のように障壁で上に参りますしたからだ。

 そして…

 

「見つけた!あれが洞窟か!」

 

 上から洞窟を発見し、そこまで斜めに下るように障壁出す。

 しかし、

 

「待ちなさーーーい!」

 

 一人だけ空を飛んできた。そういやあいつ空飛べるんだった…

 

「くそ!とにかく走れーーー!!」

 

 俺たちは走り出す。元の世界に帰るために…追っ手から逃げるように!

 

 

 

 

 

 俺たちは何とかその洞窟に着いた。着いたのだが…

 

「逃がさないよ?異世界に行くまでは…」

 

 ふりきれなかった。やっぱり空を飛ぶって反則だと思うんだ。こっちは走って疲労困憊だってのにあいつは全く疲れてない…

 

『…さては能力だな?』

 

 フォルフが言った。そういえば能力って代償無いんだっけ…

 

「ご名答。ワタシは空を飛ぶ能力があるわ。ところで、あんたのは?」

 

 そのとおりだったらしい。

 

「俺は障壁を創造する能力…かな?」

 

 やっと息が整ってきた。

 

「へえ~障壁ねえ~」

 

 やばい、目が輝いている。

 俺は疲れて説明しろと頼まれても…

 

「ねえ、どんな能力なの?」

 

 案の定聞いてきやがった!

 あ、軽く流せば良いだけか。

 

「さっきみたいな真っ黒なものを出せる能力だ。」

 

「ああ、あれが障壁か…なるほど。」

 

「納得したようでなによりだ。じゃあ、そろそろ行くぞ!」

 

「ええ。」

『そうだな。』

「もちろん!」

 

 俺たちは洞窟の中へと入っていった。

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