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第百十七話 俺(?)の正体?守はもういろいろ慣れてた!?

一話目。

な、何で昨日帰ったのが八時半過ぎなんだ…

おかげで宿題も終わらなかった!!

「ハァ、ハァ…」

 

 俺は今、必死に夜のスタッド村を走っている。

 ちらりと後ろを見ると、俺(?)が、ついてきている。

 要するに、俺は今、俺(?)に追いかけられ、俺は必死に逃げている。

 何でこうなった…やっぱり何か起こるフラグ乱立させたせいか?そもそも夜に散歩に出かけたからか?

 否。フラグは例え乱立したとしても確実に回収される訳ではないし、夜に散歩に出かけたからといって必ずしも恐怖体験する訳ではない。

 よって、悪いのは俺じゃない。理不尽なこの世の中だ。

 

「待って下さい!」

 

 なんていう現実逃避をしていたら、話しかけられた。無論、あのドッペルゲンガーに。

 

「うわ!?喋った!?しかも丁寧語で!?」

 

「それは元からの喋り方です!それよりも、あなたはこの世界の高壁守ですよね?」

 

「名前まで知ってやがる!もう完全にドッペルゲンガーだ!!」

 

「ドッペルゲンガー?なんですかそれは?」

 

「え?」

 

 こいつ、自分の正体も知らなかったのか?じゃなくて、ドッペルゲンガーなら、たぶん俺の喋り方を真似てるだろうし、なにより、”この世界の”何て言わないだろう。ドッペルゲンガーにしては不自然な点が多い。

 なので、危険を承知で話してみようと思った。

 

「お前は何なんだ?」

 

「これは確認なんですが、今日、あなたは俺達の世界に来ましたよね?」

 

「へ?今日行った世界?…ああ、俺がこっちとは性別が違うって騒いでたところか。あの質問攻めはもう慣れてきたとはいえ辛かったなぁ…」

 

「…大変でしたね。その世界のリセス・アンカーです。」

 

「ええ!?」

 

 コイツがあの世界のリセス?俺そっくりなんだが…

 まあ、無理も無いか。あっちの世界の俺も、こっちの世界のリセスにそっくりだからな。

 

「というか、今日会ってませんでしたか?」

 

「え?ああ…そう言えば会ってたような…あの時はとにかく混乱してたからな。突然異世界に行くわ、皆の性別が変わっててショック受けるわで。」

 

 まあ、前者に対しては質問地獄同様慣れてきてしまったが。

 俺は後、何回異世界に行けばいいんだろうか。

 

「まあ、そうなるのも無理は無いですか…ところで、こっちの世界に来た三人は?」

 

「ああ、今頃ギーナの家で寝てるよ。俺は寝れんから散歩してたが。」

 

「そうですか…では、俺も泊まらせてもらいます。」

 

「俺は良いが、決定権はこっちの世界のギーナ達にあるんだぞ?」

 

「分かってます。」

 

「なら良いが…どういう経緯があってお前はここに来たんだ?」

 

「え?ああ、俺はなんか寝れなかったので、外に出てたら突然グニャグニャした何かに吸い込まれて…」

 

「なるほど。リセス、それは世界の歪みって言って、俺がそっちの世界に行くことになった原因でもあるものだ。」

 

「へえ、あれがでしたか…」

 

 あれ?反応がやけに薄いぞ?

 

「まあ、あまりにも多すぎたので覚えてないかもしれませんが、あの質問攻めの時に世界の歪みに関しても訊いてましたから。」

 

 ああ、そう言うことか。まあ、こっちとしては説明する手間が省けてありがたい。

 

「とりあえず、さっさと戻るか。」

 

「そうですね。」

 

 一通り事情説明を終えた俺たちは、ギーナ達の家に戻っていった。

今日の夜と明日の朝は昨日書いた宿題を完遂するため、投稿できないかもしれません。

時間が余れば執筆しますが、可能性は限りなく低いです。

ご了承ください。

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