第百五話 夜が明ける?息ぴったりも大概にしろ!?
一話目。
なかなかネタが思いつかず、こんな時間に…
何故だ!そしてごめんなさい!
フォルフが帰って行った後、俺たちはお互いに、すぐさま石に触れ、元の姿に戻り、障壁に入れた。
…しかし、どうやって元の世界に戻ればいいんだ?あのローブはいないし、歪みは消えてしまった。
それに、俺が世界を移動する方法なんて持っている訳が無い。一体どうやって帰れと?
「…なあ、俺が帰る方法なんだが、何かいい案無いか?」
「あると思う?」
まあ、そんな事を突然訊かれてもそうなるか。
「じゃあどうすればいいんだ?俺はローブが来るまで待たなきゃいけないのか?」
「ローブって…まあ、それはともかく、もういっそこの世界に住むというのは?」
「無い。いくら帰る方法が見つからないとはいえ、それは無い。」
早く帰らんと、父さんの地獄の訓練が待っている。故に早く帰らねばなるまい。
事情を話せば何とかなると言う領域なんて、前回越えてしまった。だから事情を話しても地獄の訓練がチャラになる事は無いだろう。
………あ、これ、かなりヤバイ。コエーヨ。マジデコエーヨ…
「ちょ!?何で震えてるの!?」
「チョ・ナンデ=フルエ・テルノ?ダレデスカソレハ?」
「何でカタコトに!?しっかりしてよ!?」
「シバラクシテ、オレノフルエモトマッタ。」
「まだカタコトじゃない!」
「まあ、そんな冗談はさておき、もう朝になっちまったな。」
「……そうね。」
しばらくして、俺の震えは止まり、夜が明けた。
空は青くなりつつある。なんというか、すがすがしい。
「……はぁ…もう疲れたから帰るおやすみ…」
「ああ、おやすみ。」
こうして守は帰っていった…
「っておい!手伝ってくれるんじゃないんかい!!」
「まあ、それはまた後でね…それじゃ…」
「お、おい!…まあ、いいか…」
守は帰り、俺はどっかの森で障壁ハウスを創って寝た。
昼。そりゃ、明け方に寝れば昼にもなるだろう。
俺は吸い込まれた歪みがあった場所の近くにいた。
また歪みが発生していると言う僅かな可能性を期待していたのだが…
「やっぱり無いか…」
もちろん無い。あったら奇跡としか言いようがない。
「そこにいたの?」
と考えていたら、守が来た。…青い髪のイケメンを連れて。
「…なあ、そいつはだれだ?」
「初めまして。僕はギーナだ。」
「ええ!?お前がギーナ!?」
なんてこった…あの青髪イケメン野郎はこっちの世界のギーナだったのか…
「?まるで僕のことを知っているみたいだが…なんなんだ?」
「それは後で話すよ。」
あれ?知らない振りしてた方が良かったか?守がフォローしたから大事にはならなかったが…
ん?これ、フォローじゃなくて後回しじゃね?…まあ、それは置いといてだ。
「それより、なんでここが分かったんだ?」
「まあ、ある意味もう一人の私みたいなもんだからね。あなたの考えてる事なんてわかるよ。」
「え?二人はそんな親しい関係だったのか?」
「「いいえ、違います。って、ハモるな!」」
「息ぴったりじゃないか…やっぱり、お前らは恋人同士」
「「だから違う!だあああああ!!いちいちハモるな!!!」」
叫び声の長さも、動作も全く同じで俺たちは否定する。
全く打ち合わせも何もしてないのに、何でこんなにぴったりに…あ、自分同士だからか。
「…本当に違うのか?」
「「違うよ!!??またか!!」」
全く同じタイミングで、全く同じように納得した俺たちは、またギーナに恋人疑惑をもたれてしまい、また息ぴったりの否定をした。
作者「よし、もう一部書こう…あれ!?トイレ行ってる間にパソコンが宿題に!?」
???「ハハハハハハ…すり替えといたのさ!!」
作者「誰だお前は!?」
???「勉強地獄からの使者だ!」
作者「な!?もう使者が来ただと!?」
使者「さあ!観念してさっさと来い!!」
作者「うわああああああ!!離せ!まだ書きたいんだ!嫌だあああぁぁぁ…‥・」




