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第九十九話 立ち直った俺?たった一人の嘘つき大会!?

四話目~。

あれ?夕食が昼食に(ry

「なあ、守はここ数日どこにいたんだ?」

 

 味も分からなかった夕食が終わり、しばらくすると、俺はようやく落ち着きを取り戻してきた。

 そんな時だった。俊太からこの一言が発せられたのは。

 四日間も時間があったのに、その事に対する言い訳なんて考えていなかった。まじでどうしよ。

 

「……ちょっと待っててくれ。ここ数日で起こったことの整理をするから。」

 

「えぇ~?皆もここにいるんだし、今すぐ話せよ~?」

 

 今、リビングには全員集合している。…なんでだ?

 

「いや、全員いるって事なら、明日にでも…」

 

「何のために私達が残ったと思ってるの?」

 

「気になるじゃない。ここ数日、私達への断りも無くいなくなっちゃうほどの事なんて。」

 

 今のはギーナと光だ。二人で続けられると、分かり辛い。

 

「…別に待ち伏せするほどでもないだろ。」

 

「ホント~にそ~かな~。」

 

 なんか、フラルの口調が伸びまくっている。

 

「守…ここで言わないと、一日だけのはずの地獄が二日間になっちまうぞ?」

 

 父さん恐い。というか、こんなキャラだったっけ?

 

「………分かった、言おう。」

 

 さあ、嘘つき大会の始まりだぜ!!…嘘つくのは俺だけだが。

 

「まず、三人と別れたところからだな。」

 

『俺は人間じゃない。』

 

「まあ、言葉のあやって奴だ。とりあえず、あの魔物の集団を撃破した。」

 

 まあ、ここまでは本当だ。

 

「で?次は?」

 

 ここからだ…!ここからの嘘によってはばれてとんでもない目に遭う…!!

 絶対ばれてはいけない、たった一人の嘘つき大会が始まった。

 

「ああ、しばらく荷物を持って歩き続けたらルーマが魔物に襲われてて…」

 

「ああ、そこを助けたのか?」

 

「いや、俊敏な動きで魔物に殴る蹴るの暴行を加えてた。」

 

「えぇ~…」

 

「でも、本人は助けてもらったって言ってたぞ?」

 

「ああ、助けたのはその後だ。ため息をついて額の汗を拭うルーマの後ろに、魔物が飛び掛っていった!!

 …が、ルーマが裏拳で撃退した。しかし、その直後に複数、負傷が浅かった魔物が一気に飛びかかった。で、あわやというところで障壁を出して飛び掛った魔物を防いで、そのまま押し出した。少なくとも三キロ先には。」

 

「お、おう…」

 

「んで、何か言う前に受け取る前にさっさと出発して、この村に来た。」

 

「…感謝の言葉くらい受け取っとけよ…」

 

「問題がその後で、荷物を届けた後だったんだよ…」

 

「なにがあった?」

 

「突然首から強い衝撃が走って、そのまま意識を失った…」

 

「えぇ!?急展開過ぎるだろ!?」

 

「ああ、俺も言っててそう思った。だが事実だ。それで、目を覚ますと、そこは暗い牢屋みたいなところだった。辺りを見回しても、何もない…

 でも、能力は使えたから、鉄格子の向こう側にいた、眠っている見張りを、空中固定の障壁を囲う事で動きを封じて、牢屋の壁を障壁を突き出すことでぶち破った!までは良かったんだが、音に気づいたごろつきみたいな奴らが俺を囲んで、『ははは!もはや逃げられんぞ、守!』って、叫んだ。」

 

「それで…どうしたんだ?」

 

 ……行き当たりばったりの言い訳なんだが…こいつらの反応が面白い。なんかこいつら楽しみにしてるし。

 そんな内なる感情を演技で殺しつつ、俺は次の言葉を言うべく、口を開いた。

実はこの言い訳、作者が即興で考えてたり。

何かこういうのも面白いかな~と。

…あれ?いつもの事じゃね?

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