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他の『調教』方法

今回は、大してアレなシーンはありません。


別の意味でアレなシーンはありますが。


超展開、急展開、巻きが入ってる気がするのは仕様です。

------山の奥の墓場 入口付近


やっぱ墓場だけは何回来ても馴れないよな。おどろおどろしいっていうか不気味?

でも、魔物使いとしてはグールやゾンビがいるから便利なんだよなぁ。

両方とも戦闘では頼りになるし、可愛がる事も出来るし、人によるがな。

俺は可愛いと思うんだけどなぁ。顔は基本かなり可愛いし、みんな体の裂けてるとことか肌の色が気になるっていうんだよな。俺はいいと思うんだがな。


「ねぇレン。あそこ、右側手前から三番目の墓石の裏から気配を感じるわ。それと奥にも動き回ってる奴もいるわね。」


「何だろうな」


「分かんないけど動き回ってる方は危ないんじゃない?」


「じゃあ先に手前から行くか」



------墓場 北西のエリア


「ぅ~ぁ~………お腹すいた…………誰もいない……寂しい」


墓石の裏にはぺたりと座りこんでいる少女がいた。

白い髪に青白い肌、所々破け汚れているどう見ても彼女より明らかに大きな白衣を着ている。

おっ、いたいた。あれは……ゾンビの方だな。一応言葉は喋れるっぽいけど……カタコト?


「レン、どうしても見なくちゃダメ?私こういうの苦手なんだけど」


「駄目だ見てろ。まあお前の思っているようなグロテスクな事はしないさ。こいつらには逆効果だし」


「あぅ?……誰か……いる?」


気付かれたか。思考回路切り替えすませとこう。神経統一。俺なら出来る、大丈夫だ。落ちついてやれば大丈夫。

よし、行こう。


「ユナはここから見てろ」


「分かったわ。気を付けてね……はっ!今のナシナシ!聞かなかった事にして!!」


「喚くな、バレるだろうが馬鹿」


軽くユナの頭を叩く。まあこれくらいのお仕置きなら可愛いもんだな。

いや、可愛くないか。軽くって言ってもグーだし。


「じゃあ、行ってくるわ」


さて、相手はゾンビ。さっきの発言からして腹が減ってるのと、他者との会話などに飢えてる。

これらから考えて、一緒に飯を食えば大丈夫か?でも時間掛かるしなぁ……いいか別にユナなら待たせても。


「よう。はじめましてだな」


「ぅ?…………はじめまして」


小首を傾げてから座ったまま見上げ、挨拶を返してくる。このくらいの会話は理解してるっぽいな。

どれくらい理解してるんだろうか。


「なあお前腹減ってないか?減ってたらさ、一緒にこれくわねぇ?」


地面に座りつつ腰のポーチから袋詰めにされた干し肉と大きめのパン三切れ、そして水の入った水筒を二つ出す。

干し肉を出したらゾンビ少女は表情を少しだけ変え口からよだれを垂らす。

意外とこの干し肉うまいんだよな。それにゾンビはこの欲求に素直なとこが可愛いよな。食い物見てよだれ垂らすとか。


「いいの?…これ……喰ってもいいの?」


「おういいぜ、それにこれはお前のために持ってきたもんだしな」


よだれをダラーっと垂らしながらじっと干し肉を見つめ、手を伸ばす。

それをヒョイッと取り上げる。残念そうな顔でしゅんとするゾンビ少女。

そんな顔すんなよ、可愛すぎるだろうに。


「あ~あ~、そんな顔すんなよちゃんとやるから。ほれ、ここ座れよ。地面冷たいだろ?」


自分の膝の上を叩き座るように促す。


「うぅ~……ぁぅ…………ぅぁ~……」


「恥ずかしがんなって。ほれ」


腰を掴み自分と向かい合わせるように膝の上に乗せる。

軽るっ!?何だこいつの軽さ。いや、よく考えたらモンスターだし不思議でもないな。それにちっこいしな。


「はやく……にく……にくちょーだい」


「はいはい、ほれ。アーン」


干し肉を小さくちぎり、彼女の前に出す。

すると少しためらってから、青白い頬をほんのり赤く染め肉に喰らいつく。

一応ゾンビにも血は通ってるんだな。赤くなってるし。


「うまいか?」


「んぐんぐ、ん。……うまい?」


「あぁ分かんなかったか。美味しいかって聞いてんだ」


「ぁ~……おいしい」


「そうか、ならよかった。こっちも食っていいんだぞ」


パンを差しだすとそれを受け取り、食べた事がないのか少しビビりながら小さく齧る。

するとパンが気に入ったのかモグモグと食べる速さをあげる。


「気に入った?」


食べながらコクコクと小さくうなずく。

可愛いけどそろそろ攻めとくか。

そっと白衣の裾から手を入れ脇腹を撫であげる。

これ破けててスリットが入ってるみたいで手動かしやすいな。


「!?そこ……撫でちゃダメ」


と言い、拒否しつつもパンを食べ続ける。どんだけパン食いてーんだよ。

おっ、あったあった。脇腹に裂けてるとこが。

とりあえず周りを撫でとこう。


「っぁ………だからっ…んっ……そこはダメ…ぁん……撫でちゃ…んぅ……ダメ」


「ん~撫でたらダメなの?じゃあ……」


クチュ


と音を立てて、何かしらの傷跡であろう脇腹の裂け目に指を第一関節まで入れる。

なんか音だけだと無駄にいやらしいよな。実際は体の体液とか血液による音だけど。それ以外想像した奴は駄目だな。


「~~~~~!!やぁ……そこ指…ふぁっ……入れたらぁ……んっ……ダメ」


パンを手放し、ピクンピクン体を震わせながらイヤイヤと子供のように頭を振るゾンビ少女。

あ~なんか温かくて気持ちいい。もうちょっと入れたら骨に届くかな?


「どうして駄目なんだ?言ってみろ」


指に力を込め少し奥まで入れる。

入れるだけでは刺激がたりないから指を動かす。


グチュッ…クチュ……ピチャ


中を掻きまわす音と液体が滴る音がする。

ゾンビでもまだ結構血って残ってるもんなんだな。


「んぁっ!……やぁ、ふっ…ふぁっ……だっ…だってぇ……ぅあっ……気持ち良くなっ…るっ…ふぁんっ!」


トロンとしうるんだ瞳で見上げ、プルプルと震える手で俺に抱きついてくる。

ゾンビってのは痛みがないのか?それはそれでいいな。『痛みを快感に』なマゾヒストとは違うっぽいけどな。単に体に優しく触れることと、この裂け目の中のものだけ快感になるのか?

こんなこと考えなきゃいけないんだったら生態についてもしっかり教科書読むべきだったな。


「ん~、じゃあ止めとくか」


ヌルッとした感覚を感じながら少しずつ指を引き抜く。


「んっ!ふぁぁ」


少しずつ指が抜けていく。その間ずっとゾンビ少女はピクンピクンと体を反応させながら、先ほどのような物や、


「あっ、ぁぁ……んぁ」


みたいな声をあげている。


ニュルッと音を立てて指が完全に抜けると、声にもならない悲鳴のような物をあげ、一際強く体を震わせると一層強く抱きしめてくる。

さてしっかりユナは見てるかな?と思いチラリと後ろに視線を向ける。

なんだか恨めしい物を見るような眼でこちらを凝視している。大方、


「(なんで私はいたぶられたのにあいつは可愛がられてんのよー!!)」


とか思ってるんだろう。ホント分かりやすくていいなあいつ。


「ぁ~……ぅぁっ、はぁはぁ…んぁっ……」


はぁはぁと息を乱し、くたっとしながら俺の胸に頭を預けてくる。脱力しきっているのに背中に回した手は緩ませようとはしない。


「どう?満たされた?いつも寂しそうにしてたけど」


如何にもいつも見てたよー、的な感じで頭を撫でながら話しかける。少しでも心の距離を縮めないとな。

あ~こいつの髪ゾンビなのにサラサラしてて気持ちいいなぁ。


「ぁ~う~。まだ……すこしさみしい」


「どうすれば寂しくない?」


「ぁ~……ギュッとしてくれれば……」


「そんなんでいいのか……ほれ」


頭を撫でていた手をゾンビ少女の腰辺りに下ろし引き寄せるように力を込める。

こいつの体冷たいな、ホント冷たい。冷たいけどひんやりしてて気持ちいい。


「むふぅ……」


満足げに息を洩らし頭を擦りつけてくる。

ちっちゃいな~こいつ。でもそろそろ離さないとユナが岩をも貫く勢いで睨んでる。

離れようと手を緩め体を離そうとするがゾンビ少女の抱きつく力が強すぎて離れられない。

一瞬何でこんなに力強いんだよって思ったけどよく考えたら当たり前なんだよな。

無意識に人が掛けてるリミッターを外してるんだもんなこいつらって。


「まだ離れちゃ……ダメ」


「でも、俺にも用事があるから離してくんねぇ?」


「うぅ~~……いやだぁ……離したら…どっかいっちゃう」


フルフルと力なく頭を横に振り涙を浮かべる少女。

手からも力が失われ、最後の方に言った言葉は震え小さかった。

まぁ、一人きりってのは予想以上にきついもんなぁ。

こいつがどれだけ一人きりだったかは分かんないけど急に優しくされたら俺でも甘えたいもんだしな。

だが、こうなるってのは好都合だ。契約に持っていきやすい。


「ん~~、なら一緒に来るか?俺こう見えても魔物使いなんだぜ?」


「ほんと?……一緒に行っても………イイ?」


「おうおう、大歓迎だぜ」


「じゃあ……一緒に行きたい」


「そっか、ならこいつを付けるぞ?」


俺は腰に下げたポーチ…………には入りきらなかったので別で持ってきた小さな小袋から翡翠のはめ込まれた銀の指輪を出し少女の手に付ける。こいつにネックレスとかブレスレットとかは似合わないと思うしなそれぞれに込められた意味を考えるとな。ネックレスは『主従』よく主が従者にあげるからだな。首輪は『服従』奴隷とかいい例だな俺は嫌いだけどあんなふうに誰かを扱うのはさすがに吐き気がする。ガントレットは『友好』拳を合わせるとか腕を組むとか言うしな。指輪は『信愛』結婚の時とか渡すからな。だからこいつは指輪。こいつの事気に入った!

はめ込んである翡翠にも意味はあるけどなんだっけか?ダイヤモンドは『純粋な愛』的な意味だって分かってるんだが他のはちょっと思い出せんな。っと関係ない事考えてたな。


「ぅぁ?……これなに?」


「契約の証だ。しっかりついたか?」


しばらく首を傾げたりしながら指輪を凝視している少女。

すると何やら納得したようにコクッと頷くとこちらを見てニコッと笑う。


「ぁ~~……うん…ついてる」


「そういや名前はなんていうんだ?」


「ぅ……名前?」


「名前がないのか?…………じゃあノイなんてどうだ?」


「ノイ……気に入った………あなたは?」


「レン・セルヴェント。気軽にレンって呼んでくれ」


「ぁぃ……レン?」


「そう。ん……それじゃ行くか」


俺が立ちあがろうとすると少女は手を俺の首に回し足を腰に回しがっちりホールドしてくる。

こいつ、無いように見えて意外と胸あるな。じゃなくて!


「なぁ、重いんだけど。離れてくんねぇ?」


「やだ……はなれたくない…でも」


「でも?」


「ちゅー…してくれたら……考える」


目を閉じ上を向くノイ。

恥ずかしいのかほっぺたを赤く染めている。恥ずかしいならやらなければいいのに。

でも、可愛い。超好みだ。弱ってるのもいいけど恥ずかしがってるのもいいな。


「お前なぁ男を甘く見んなよ。ん」


手をそれぞれ腰と頭に持っていきノイの唇に自分のを重ねる。

唇柔らかいな、そんで予想はしてたが冷たい。

さて、ガンガンいこうぜ。


「!?」


ノイの目が驚愕に開かれる。

そりゃそうだよなぁ、誰だってビックリするよなぁ。

自分の口の中にいきなり誰かの舌が入ってきたら。


「ん~!んっ!」


ノイの口の中で自分の舌を暴れさせる。

歯を丁寧に舐め、歯茎にしつこく舌を這わせる。酸素を求めノイが歯を開けるとそこにすかさず舌を捻じ込む。自分の舌をノイの舌に絡ませる。

若干短いな。それにゾンビの口の中って唾液多い。まあデメリットにはならないけどさ。


「んっ、んんっ!んぁっ!!」


ノイの舌を引っ張り上げ吸い上げる。

短いから意外とむずいな。


「ぁ~!あぁっ!」


ピチャピチャと音を立てもう一度舌を絡ませる。

まぁいわゆる大人のキスとかよばれてる奴だな。ディープキスのが正しいのか?

もうそろそろ俺も息が苦しいな。やめるか。


「ん。ほれ満足か?」


「ふっ…ぅあぁ……ふぁ、ふぁい……はぁ…んっまんぞく」


「なら降りろいい加減首が限界だ」


「うぅ~……わかった…しょうがない」


すたっと地面に着地するノイ。

運動神経いなこいつ。ん~ステータス的にはそこそこだな。


「さて、ユナこっち来い」


ユナを呼ぶ。

さてと、次はこいつらの力を使って奥にいるのが何かを確認するか。

グールなら楽でいいけどデュラハンだったら準備しに町に戻るか。

ゾンビって肌色だっけ?


と色々検索しましたが結局こうなりましたよ。


あんまり想像を崩さなければいいんですが……

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