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魔物の従え方

かなり短めです。


多分二千字くらいかもです。


後今回は自分なりにそこそこアレな描写を入れます。


まあ、そういうのが好きな方から見たら軽いと思います。

------西の洋館 一階・玄関前ロビー


「ちょっと聞いてるの?人間風情が私に盾突こうなんて考えないことね」


こいつ生意気だな。絶対に完膚無きまでに屈服させてやる。


「ふん!ビビっちゃって声も出ない?これだから人間は」


「うるせえよ。俺がいいって言うまで黙ってろ」


懐から取り出した杖で蝙蝠娘の腹辺りを力一杯に殴りつける。

なんで?って顔で地面に叩きつけらる。おーおー痛そうだねぇ。

でもこれだけじゃ終わらないんだな。

地面に横たわっている蝙蝠娘めがけて右足で目いっぱい蹴る。ついでにもう一回蹴る。


「かはっ!!」


口から盛大に唾を吐きだす蝙蝠娘。苦しそうに顔を歪めちゃって、可愛い顔が台無しですよっと。

二回蹴って少し距離のあいた少女に向かって助走をつけて思いっきり蹴り飛ばす。つま先で蹴り上げたから少し宙に浮く。すかさず服を掴み持ち上げる。

こんなに弱いのに国の兵士が苦戦したってことはこいつあいつらの時は問答無用で魔法ぶっ放しやがったな。まあ俺にはどうせ効かないけどさ。


「っ!ぐうぅ」


しっかしこう見るとやっぱり人間より魔物の方が俺は好みだな。そんな事は今はどうでもいい。

軽く頬を撫でる。すべすべしてんな。でもすぐに~

パシィン!

っといい音を立ててビンタをする。

もういっちょ!

パシィン!


「ひぅ!」


二、三回追加でビンタした後、手を離し落とす。

上に馬乗りになると、腰に付けてあるポーチから液状の回復薬を取り出す。


「おら、口開けろ」


開けろと言いつつ、こちらで勝手に口を開き強制的に回復薬を飲ませる。

少しでも抵抗したいらしく歯を閉じる娘。そのせいで4割くらい口の端からこぼれる。

まあでも下級のモンスターだし6割で充分だろ。ほら見る見るうちに顔の腫れが引いてく。


「んぐ。っぷは、回復薬なんてバカにっ!がっ!?」


何かを言おうとしていたが、下腹部を全力で殴ったので途中で中断される。

顔をしかめて冷や汗が出てるね。まああの位置だと人であれば子宮の真上だしなかなり痛いらしい。多分中身の構造は人と一緒だろ。


「誰が喋っていいっていったよ。俺最初に言ったよな?俺がいいって言うまで喋んなってさぁ!!」


そして、また腹を殴り、顔をビンタし、たまに肩とかも殴り、頃合いを見て回復薬を飲ませる。

精神を屈服させるためにずーっと苦痛を与え続ける。

これを十回繰り返し十一回目の初め、何回目かもわからないビンタしようと手を振り上げるとやっと蝙蝠娘が根を上げた。


「ぃ、いや、やぁ、もう、叩かないでぇ。もぅいたいのやだぁ」


目に涙を浮かべて頭を弱弱しく横に振りながら懇願してくる。

はぁ、なんか、こう、弱ってる女の子って最高に可愛いよな。

これだからこの方法は止められねーな。ホントは他にもやり方はあるけどこっちの方がやっぱり即効性があるしいいよなぁ。


「痛いの嫌か?もうされたくない?」


「やだぁ、いたいのやぁ」


「じゃあ、俺の『配下』になれよ」


「なるぅ、なるからぁ、もうやめてぇ」


提案された一つの希望に縋るようにブンブンと大きく縦に首を振る。

よっし、今ので双方の同意になったな。後はこれをかけるだけだな。


「ほらこれ首にかけて」


ポーチから銀のネックレスを取り出し蝙蝠娘の首に掛ける。

ネックレスが緑に光り銀がエメラルドグリーンになる。


「これで契約はおしまいだ」


「おしまい?もう痛いことしないの?」


「ああ、お前が命令に背かない限りお仕置きはしねぇよ」


俺がそう言うと急に安心したのか涙をふき、両手を腰に当て胸を張り威張りだす。


「ふん!契約したからっていい気にならないでよね!」


こいつ、一回脅しかけとくか。いい感じに俺が主人だって教えてやらねぇといけねぇし。

こいつのおびえる表情最高に可愛いしな。


「その口のきき方は何だ?」


少し声を低くし、一歩詰め寄りながら聞く。

一瞬ビクッと肩を震わせ恐る恐るといった感じで答える。


「あ、あの、ごめんなさい」


「謝ったから、チャラにしてやるよ。そういやお前名前は?」


「ユナ・コーミルです」


「ユナか、可愛い名前してんな。俺はレン・セルヴェントしっかり覚えとけよ」


「レン様?」


「いいぜそんなに硬くなくて。レンでいい。そういやここお前以外に誰か居るのか?」


「ううん。いないよ?前いっぱい人が来たときは一緒にグールのルーちゃんもいたけど何言ってるのか分からないうちにどっか行っちゃったし」


「そっか、お前一人か。寂しかったか?」


「べっ別に!?寂しくなんかないし!」


顔を真っ赤に染め、プイッとそっぽを向くユナ。

怯えてる顔も可愛いけど照れてる顔も可愛いな。


「ごめんな、寂しかったのに痛い思いさせちゃって」


「でから別に寂しくなんかないし!それにお腹とほっぺた撫でるなぁ!!」


「だって痛かったろ?それに主人が『配下』心配しなくてどうすんだ」


「うぅぅぅぅ(さっきまであんな事してたのに急に優しくするなんて)」


俯いてしまったよ。でもどーせ「急に優しくするなんて」とか考えてんだろうな。

ホントわかりやすくって大好きだなこういう魔物は。

さて、ルーちゃんとやらの行先は気になるけど、とりあえずは報告しに戻らないと。

またあのおっさんと話すのか、だっるい。

さて、人物紹介いつ挟もうかな。


まあ、まだまだ必要ないかな?


というわけで、今回の話は私の趣味というより性癖全開でお送りしました。

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