表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/15

その9

 勢いって凄い。オレの携帯成仏してくれ。

 池に向かって手を合わしてみる。目の端にゴミ捨てるな!!とかいう看板が見えたような気がする……た、たぶん気のせい。

 これからどうしよう。つか、ここ何処だ!!

 ぼ~と歩いてきたから、場所が分からない。

 学校の周辺だと思うが……オレ迷子になってるよ。


 携帯がないから時間もわからない……こんなとこに影響出るとは!!


 まずは公園を出よう。そして目標は駅だね、オレはカンで駅はこっちだと思い歩き出した。

 歩いていると、スーツの人やOL風の人とすれ違う。昼休みか?

 はぁ~格好悪い感じするが道きくか、歩いてるスーツ姿の兄ちゃんに声をかける。

「すみません」

「ん?」

 何か不思議そうな目で見られた。オレ制服姿だよ……忘れてた。

 駅の事を尋ねると意外と近い事が判明した。オレのカンは当たってた何か嬉しい。お礼を言って別れる。


 駅まで歩く、でもどうしよう?

 今日は自分の家に帰りたくない。まあ家じゃなくて会いたくないんだけど。

 怖い……やば、また気持ち悪くなってきた。オレって弱かったんだな。


 駅に着いたが行く場もなくベンチに座って休む。ぼ~と何も考えずに座っているといつの間にか周りが少し暗くなってきた。今日のオレはヤバいかも。


 そんな時……

「原君?」

 オレを呼ぶ声が聴こえた。げ、幻聴……じゃなかった……。

 

 目の前に金城が立っていた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ