表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/15

その4

 次の日の朝、学校に来ると次々と俺の所へ「高橋啓吾」情報が飛び込んできた。

 なんだかんだで上手くやったらしい……この情報でいじめたる。


 ケイゴと黒川が一緒に教室に入ってきた。教室がざわめく。オレも少しビックリだ。

 ケイゴは皆に挨拶しながら自分の席に座った。昨日あんな事あったのに全然気にしてないし……黒川は自分の席で本を読み出した。いつもの態勢だ。2人揃って凄い!!


 オレはケイゴをいじめる為にケイゴの席へ向かった。

「同伴出勤?ご苦労」

「うぁ~なにそのイヤラシ~言い方」

 核心を突いてみる。

「付き合う事になったのか?」

「べ、別に言いだろ」

 まだらしい。心の中で思うさっさと決めろよ。

「さっさと決めろよ」

 つい声に出してしまった。

「うるせ~」

「わかったよ。2人乗りで来たとか情報があったからついな」

「……」

「まあ授業始まるしこの辺にしとく、部活の時が楽しみだ」

「……」

 オレはにやりと笑い、絶句しているケイゴを置いて自分の席に戻った。


 昨日のイライラがスッキリした。

 自分の席に座ると誰かの視線を感じる、その方向を見ると工藤だった。

 目が合うとわざとらしく目をそらす。なんなんだ昨日から。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ