第20話:ねえユウ、今日からは、わたしの中で、生きてね。
静かに、ただ静かに、
“ふたりだけの世界”が完成する夜を描きました。
朝の光は、まだ曖昧だった。
カーテンの隙間から漏れるその輪郭は、まるで“目覚め”を躊躇っているように薄かった。
わたしはベッドの端に腰かけて、ゆっくりと呼吸を整えた。
今日、ユウは“帰ってくる”。
だから――この部屋を、“帰れる場所”に整えなければいけない。
椅子を引く音ひとつにも気を配る。
冷蔵庫のドアを開けるときも、音が跳ねないように注意する。
音は、空間の輪郭を乱すから。
今日は特に、何も濁らせてはいけなかった。
湯を沸かす。
紙パックの紅茶をあらかじめ温めておく。
マグカップを並べる位置を、ミリ単位で調整する。
柄が見えないように、白無地の面を表に向ける。
スプーンを置く音を殺す。
すべては、ユウの視界を“無菌状態”に保つためだった。
色や形や音の違和感が、彼の呼吸を乱さないように。
引越しの日、わたしはあらかじめカーテンの裾を切りそろえた。
床に接触しないように、光を漏らさないように、布が揺れないように。
彼が違和感なく、ただ“ここ”に収まってくれるように。
冷蔵庫に貼った紙も、今日の朝だけは貼り直した。
ほんのすこし、右に傾いていたから。
生活のノイズは、最初から“整えておく”ことが大事。
だってユウは、それを拾ってしまうから。
それを拾って、また、自分を責めてしまうから。
今日のケーキも、あらかじめナイフで切っておいた。
等分に。正確に。甘さが偏らないように。
わたしたちに、分けられないものが生まれないように。
“整える”という行為は、祈りに似ている。
いびつな世界を、少しだけ“ふたりきり”にしてくれる儀式。
あの病室で、何度も“朝”を迎えるのが怖かった。
白い天井。乾いた点滴。視線を逸らす看護師の背中。
笑わなきゃいけない空気の中で、わたしだけが壊れていた。
だから今、こうして自分の意志で朝を“迎える”ことが、
どれだけ奇跡みたいなことか――ユウは知らないだろうけど。
……ユウ。
あなたは知らないと思うけれど、
この部屋はずっと前から、“あなたの居場所”として設計されていたんだよ。
♢
何度かの外泊訓練を繰り返した。
最初の一泊は、少し緊張していた。
ユウの寝息のリズムが病棟のときと違っていて、少し不安になったから。
でも、わたしがそっと抱きしめると、彼は呼吸を整えた。
ふたりで迎えた朝は、ちゃんと静かだった。
ふたつ目の外泊は、もっと上手くいった。
三回目には、ユウは一度も夜中に目を覚まさなかった。
そう、問題なんて――起きなかった。
むしろ、すべてが“完璧だった”。
病棟の窓の外は、今日も白かった。
春の終わりにしては陽が薄くて、でも眩しくて。
カーテン越しの光に包まれながら、わたしはユウの隣に座っていた。
主治医が、小さな書類束を手に部屋へ入ってくる。
眼鏡の奥の目はいつもどおり、やさしくて、どこか距離がある。
「真白さん。綴木くんも……ふたりとも、十分に落ち着いています」
そう言って、医師は笑った。
ユウは、軽く頷いただけだった。
でもその頷きには、いつもみたいなぎこちなさがなかった。
訓練通り。完璧だった。
医師は続ける。
「正式に退院しましょう。今日はその手続きです。
すでに新しい居住先も決まっているし、外泊期間の報告書も良好です」
後ろに控えていた女性看護師が、一瞬だけ眉を寄せた。
わたしは気づいたけれど、医師は何も言わず、視線を合わせなかった。
「……なにか?」と医師が訊いたとき、看護師はすぐに小さくかぶりを振った。
「いえ。……ただ、彼女の笑顔が、最近ちょっと……強くなった気がして」
「強く?」
「はい。……何かを隠してるような、そういう種類の……」
「記録上は、問題ありませんから」
医師のその言葉は、やわらかく、でも明らかに“打ち切る”ためのものだった。
わたしは、ただ静かに、微笑んでいた。
“なにかを隠してる”なんて、そんなことはない。
だって、もうすべてが整っているから。
ユウも、わたしも、ちゃんと“この世界”に馴染んだ。
時間をかけて、丁寧に、崩れて――静かに、形になった。
わたしは、正しくやった。
ユウと一緒なら、壊れない。
わたしも、彼も。ふたりでなら、生きていける。
誰にも壊されないかたちで、きちんと、“ここに”いられる。
病室を出るとき、看護師がひとつだけ言葉をくれた。
「……元気でいてね」
その言葉に、何か特別な意味が含まれていたとしても、もう関係なかった。
ユウは、隣にいた。
手を繋いでいた。
そして、わたしを見ていた。
もう、病院はいらない。
“世界”が完成したから。
♢
玄関の鍵が回る音が、いつもより大きく感じた。
その鈍い響きに、わたしの心臓がひとつ跳ねた気がした。
ユウは、何も言わずに一歩、部屋に足を踏み入れた。
ただそれだけの動作が、まるで“儀式”の一部のようだった。
――沈黙も、ちゃんと意味を持っている。
私は小さく息を吸って、微笑んだ。
声に出すことはなかったけれど、心の中でそっと呟く。
「おかえり、ユウ」
彼が言葉を返さないことも、想定通りだった。
それでもいい。言葉のやりとりではなく、空気で満たすのが“この世界”の正しさだから。
靴の音も、服の擦れる音も、全部が“舞台装置”のようだった。
私は彼を正面から見ることを避けて、斜めの角度からそっと視線を送る。
――うん、大丈夫。ちゃんと“馴染んでる”。
部屋に満ちていくのは、外界と断絶された温度。
病棟の冷たさでもなく、外の湿気でもない――この密室だけの、閉じられた体温。
やっと、“世界”が帰ってきた。
部屋は、もう整っていた。
引越し業者が帰るころには、テーブルも、炊飯器も、カーテンも、すべて“あるべき場所”に配置されていた。
段ボールは最初から少なくて、家具はあらかじめ搬入してもらっていたから、私たちはただ、それを眺めるだけだった。
玄関を開けた瞬間、ユウはほんの少しだけ立ち止まった。
けれど、なにも訊かなかった。
わたしが「おかえり」と言うと、彼は静かに頷いた。
そう、それでいい。
聞かなくていいの。
驚かなくていいの。
すべては、もう決まっているのだから。
部屋は1Kの小さな間取りだった。
キッチンも、バスルームも、寝室も、ひとつの空間の中に閉じ込められていた。
ベッドはシングルサイズ。
ふたりで眠るには少し狭いけれど、それがちょうどよかった。
カーテンは遮光性の高い厚手の生地にした。
外の音や光は、いらない。
この部屋に満ちるのは、ふたりの呼吸と声だけでいい。
時計は、部屋にひとつだけ。
小さな壁掛け。秒針の音が、わたしたちの沈黙を正確に刻んでくれる。
「……すごいね、もう全部、あるんだ」
ユウがそう呟いたとき、わたしは少しだけ微笑んだ。
「うん。だって、わたし、ちゃんと準備してたから。
ユウが戻ってきたときに、“帰れるように”って」
そう、これは“準備”だった。
ふたりで暮らすための、
ふたりでだけ、生きていくための、
この世界を始めるための――舞台装置。
わたしはずっと、この日のために“物語”を作ってきた。
日々の献身も、夜ごとの言葉も、外泊訓練の成功も、すべてがこの“幕開け”のための伏線だった。
どんな舞台も、最初の一歩で決まる。
だからこそ、この部屋に入る“最初の沈黙”を、私は大切にしたかった。
ユウが口を開かなかったのは偶然じゃない。
わたしがそう“導いた”のだ。
彼の不安を消し、選択肢をそっと手放させるように、何度も繰り返してきた。
これは演技じゃない。
でも、“演出”ではある。
静けさも、準備も、整いすぎた部屋も――
そのすべてが、“ふたりだけの世界”を成立させるための構成要素だった。
冷蔵庫には、貼り紙が1枚。
『朝:白湯 → 薬 → 抱擁』
『昼:会話5分 → 目を見て微笑むこと』
『夜:手をつないで眠る』
わたしの字で、丁寧に書いた。
これは“ルール”じゃない。
“祈り”のようなもの。
食器棚には、ふたりぶんのマグカップと、スプーンが2本。
それだけしかない。
誰も来ないし、誰も招かない。
洗面台には、歯ブラシがふたつ。
白とグレー。それ以外の色は、視界を乱すから置かなかった。
「ここって……本当に静かだね」
ユウがぽつりとつぶやいた。
その言葉には、肯定も否定もなかった。ただ、状態の描写としての“音”だった。
わたしはその沈黙に包まれた部屋を見渡して、小さく息を吐いた。
「うん。静かでしょ。必要最低限しかないんだよ。
だって、ここにはもう、わたしたちしかいないんだから」
わたしの声は、自分でも驚くほど落ち着いていた。
“足りない”ものがあるなんて、思わなかった。
テレビもない。観葉植物もない。壁に絵も飾られていない。
だけど、ベッドがあって、水があって、ユウがいる。
それだけで、いい。
それ以外は、余計なノイズでしかない。
ユウはしばらく黙って、部屋の端から端までをゆっくり見渡していた。
けれど、何も言わなかった。
そして、ベッドの端にそっと腰を下ろした。
その姿が、わたしの胸の奥にじんわりと灯をともした。
ああ、今――わたしは彼をこの場所に“迎えた”のだと、確かに思えた。
この部屋は、必要最低限しかいらない。
“わたしたち”だけで、生きていくための空間だから。
♢
夜になって、部屋の温度がひとつ落ちた。
遮光カーテンを閉めてからは、時間の感覚が曖昧になっていたけれど、時計の針は確かに八時を指していた。
冷蔵庫から、ケーキの箱をそっと取り出す。
ショートケーキ。白いクリームの上に、赤いイチゴがひとつだけ乗っている。
ユウと選んだ、あのときのまま。
棚の奥から、小さなキャンドルを取り出す。
でも、ロウソクに火をつけるのはやめた。
代わりに、スマートフォンのライトを使うことにした。
画面を下向きに伏せて、灯りがじんわりとテーブルに広がるように置いた。
暗い部屋の中、スマホの白い光が、ふたりを照らしていた。
わたしはケーキの箱を開け、フォークをふたつ並べた。
隣では、ユウがベッドの端に腰をかけていた。
その背中は、少しだけ沈んで見えた。
「ユウ、来て」
呼びかけると、彼はゆっくりと振り向いて、無言のまま近づいてくる。
目を見ないまま、座る位置を探すように少しだけ戸惑って――そして、わたしの向かいに腰を下ろした。
「食べよ?」
声をかけて、ケーキを彼のほうへ少しだけ押す。
ユウは頷き、フォークを手に取った。
でも、それだけだった。
一口も食べず、何も言わず、ただケーキを見つめていた。
……いいの。それで。
むしろ、その沈黙がうれしかった。
部屋の空気が、少しだけ重く感じられた。
小さなライトの下、白いケーキと沈黙のあいだで――わたしの心だけが、静かに熱を帯びていた。
彼が言葉を失ったまま、ただ存在してくれている。
それだけで、世界の密度が、完璧に整っていく気がした。
誰にも奪われたくない。誰にも見せたくない。
この呼吸、この沈黙、この視線のやりとりさえ、わたしだけのものにしたい。
“共に生きる”んじゃない。
“わたしの中で生きていてほしい”んだ――そう、確信した。
言葉は、揺らぎを生む。
選択肢を生む。反論を生む。
でもユウは、今、なにも発さない。
ただ静かに、わたしの用意した席に座り、用意されたものを受け取っている。
まるで、命令を“必要としている”みたいに。
――そう、ユウはもう、自分で判断しなくていい。
わたしがそうさせた。
少しずつ、ゆっくりと。
彼が“わたしだけを見るように”なるまで、何度も何度も、導いてきた。
だから、今のこの沈黙は、わたしの勝利だった。
声を発さないという、そのこと自体が“服従”の証だった。
ふたりのあいだに流れる静けさが、まるで祝福の音楽のように感じられた。
そう、わたしは思った。
この空間で、音はわたしだけが発すればいい。
ユウの声はいらない。
ユウの言葉は、もうわたしの中にあるから。
彼が何を思っているかなんて、聞かなくても、もう知っている。
わたしたちは、もう“そういう関係”になったのだ。
「ユウ」
彼の名前を呼ぶ。
その響きが、この狭い部屋の中で、少しだけ震えながら返ってきた。
彼は顔を上げた。
その目は、ただ光を映すだけで――
感情があるのか、それともただ“生きる動作”として瞬いているだけなのか、わたしには分からなかった。
その目に、光が映っていた。
スマホライトの白が、瞳の奥に揺れていた。
そして、そのまま――ぽろり、と涙が落ちた。
なにも言わずに。
痛がるでもなく、震えるでもなく。
ただ静かに、こぼれた。
その涙の意味を、わたしは問わなかった。
ただ、手を伸ばして、そっと彼の頬に触れた。
あたたかかった。
そのまま、額に口づけを落とした。
長く、ゆっくりと、まるで彼の中の何かを封じるように。
それは祝福であり、祈りであり、契約だった。
この夜、この部屋、この光の中で、ふたりだけの世界を完成させるための。
唇を離したとき、ユウのまつげにはまだ涙が残っていた。
わたしはその髪を撫でながら、そっとささやいた。
「ねえユウ、今日からは、わたしの中で、生きてね」
ユウは、なにも言わなかった。
でも、頷いた。
小さく、小さく。
まるで、自分の意思じゃないみたいに。
スマホライトの影を、頷きが生んだわずかな風が揺らした。
それはまるで――祝福の灯火が、“肯定された”瞬間だった。
けれどそれでよかった。
彼の答えは、もうずっと前から、わたしの中にあったから。
♢
あの言葉を囁いたあと、ユウはひとつも言葉を返さなかった。
でも、頷いた。それだけで十分だった。
わたしは、そっとスマホのライトを切った。
光が消えると、部屋はすぐに闇に包まれた。
目が慣れるまでの数秒間、わたしたちは何も見えず、ただ音もなく、呼吸の熱だけを感じていた。
そのまま、ベッドに横になった。
狭いシングルサイズ。
背中と背中が触れ合う距離。
身体を向けることはしなかった。
でも、お互いがそこにいることを、ちゃんと感じていた。
――それでいい。
声がなくても、目を合わせなくても、意思を交わさなくても。
ここにいるだけで、もうすべては“成って”いるのだから。
わたしは、ゆっくりとまぶたを閉じた。
ユウの背中の温度が、呼吸のリズムに合わせて静かに上下している。
その律動が、まるで“この世界の鼓動”のように思えた。
誰にも邪魔されない。
誰にも届かない。
わたしとユウだけの、内側に閉じた世界。
わたしは思う。
これは約束。
祈り。
祝福。
呪い。
どんな言葉で呼ばれても、構わない。
他人がどう見るかなんて、どうだっていい。
わたしは、ユウをここに“閉じ込めたい”んじゃない。
“一緒にいられる形”を探していたら、こうなっただけ。
わたしが病院で泣きじゃくっていた夜、
ユウは、そっと毛布をかけてくれた。
あのとき、わたしは思ったの。
この人がいれば、きっと世界は終わらない――って。
でも、そんなの幻想だった。
世界は、終わる。
あっけなく、すぐに、脆く、終わってしまう。
だから、せめて。
ユウとわたしの世界だけは、永遠であってほしかった。
そのためには、“閉じる”しかなかった。
扉を。窓を。会話を。視線を。
わたしたちを、他のすべてから切り離して、包み込むしかなかった。
この部屋は、そのための器。
この暮らしは、そのための祈り。
この沈黙は、そのための誓い。
背中越しに、ユウの声がした。
「……ここ、あったかいね」
その声には、色がなかった。
部屋の外では、まだ誰かの生活が続いていた。
隣室のテレビの音、遠くで走るバイク、どこかの窓が開け閉めされる音――。
けれどそのすべてが、壁の厚みによって、じわじわと遮断されていく。
やがて、音は完全に消えた。
聞こえているはずの雑音すら、わたしの耳は拾わなかった。
代わりに、ユウの吐息と、布がこすれるかすかな音だけが、世界のすべてになっていた。
“ふたりきり”という言葉が、やっと現実になった気がした。
高くも低くもなく、抑揚も感情もなく――
まるで、“自分の声じゃない”ものを読み上げているような声だった。
わたしは、何も返さなかった。
ただ、静かに目を閉じて、笑った。
そう。あたたかいね。
ずっと、ここにいようね。
もう、何もいらないよ。
“ふたりだけの世界”が完成した夜だった。
もう、誰にも、壊させない。
わたしは、その夜の自分を、今も肯定している。
彼の背中を感じながら、声をかけなかったこと。
涙の意味を訊ねなかったこと。
そして、ただ“ここにいる”という選択を、彼に強いたこと。
全部、正しかった。
わたしたちが本当に必要としていたのは、“わかり合う”ことじゃなかった。
ただ、“同じ形で眠る”ことだった。
それが、どれだけ奇跡的なことかを、わたしは知っている。
病棟では得られなかった静けさ。
他人の声に怯えなくていい夜。
そして、手を伸ばせば、確かにそこにある温度。
この夜だけは、壊れてもよかった。
言葉が足りなくても、視線が交わらなくても、手が震えていても、心がここになくても――。
たとえ、ユウの心が今ここになくてもいい。
別の場所を思い出していても、過去の誰かを愛していても――
この空間では、彼の身体だけが“わたしの隣に”あれば、それでいい。
それでも――ふたりで同じ布団にくるまって、同じ闇の中で目を閉じたこと。
それだけで、今夜は“完成”していた。
だから、何も怖くなかった。
この夜が終わっても、またわたしが“整えれば”いいだけのこと。
明日の不安なんて、もう怖くない。
乱れるなら、また整えればいい。
わたしが指先ひとつで、この世界を“整地”できるかぎり、ユウは壊れない。
わたしは、あの夜のすべてを肯定する。
あれが正解だった――この形こそが、“ふたりだけの幸福”であり、もう他の形では戻れない。
誰にも邪魔されない空間で、
言葉も視線も交わさず、ただ“同じ形で眠る”こと。
それが、どれだけ奇跡的で、脆く、美しいことなのか――
本編では、その瞬間にすべてを賭けたミオの祈りと、
ユウの沈黙の肯定を描きました。
「壊れていてもいい」「壊れてしまっても、また整えればいい」
そんな危うい安堵と依存の共生は、
どこか現実に通じているような気がしています。
今夜も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
ほんのひとときでも、この静かな密室世界に触れてくださったことに、
深く感謝をこめて。




